【RISE】小林愛三、”テクニック”の寺山日葵に超攻撃型スタイルで対抗「勝利を奪い取りたい」
9月12日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE GIRLS POWER.5』のメインイベント(-49.5kg契約)で、初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(20=TEAM TEPPEN)と対戦する、初代RISE QUEENフライ級王者・小林愛三(25=NEXT LEVEL渋谷)が3日(金)、公開練習を行った。
小林はパワフルな攻撃とアグレッシブファイトが持ち味で、わずか6戦目でムエタイオープン女子フライ級王座を獲得。19年11月にはWPMF女子世界フライ級王座、同年12月には初代RISE QUEENフライ級暫定王座を戴冠した。同月18日『RISE 144』では、ワンマッチで田渕涼香にダウンを奪われ判定負けしたが、今年の4月に自身の持つベルトをかけたタイトルマッチでリベンジを果たして正規王者となっている。
公開練習ではトレーナーの持つミットにパンチとミドルキックを中心とした打撃を叩き込んだ小林。ワンツーからの左フック、左ミドルなど技と技のつながりも良く、女王・寺山戦に向けて好調ぶりを伺わせた。
普段は-52kgで戦う小林にとって、今回の-49.5kg契約の試合ではコンディション作りが一つの課題となる。試合に向けて小林は栄養士のアドバイスを貰いながら食生活についても工夫し、減量も計画的に進めたことで、現時点で残り2kgほどまで調整してきた。
今回対戦する寺山は、誰もが認める日本トップのRISE女王。長い手足から繰り出される蹴り技に加えて、最近ではパンチの技術も向上。現在は19年MIOに敗戦して以来、9連勝中だ。今年の2月に田渕涼香に完勝。5月には無敗の高校生・AKARIを相手に初防衛戦を行い、判定勝利で初防衛に成功している。
寺山について、小林は「寺山選手は自分の強いところと弱いところを知っていて、私は強いと思っている。リーチがあって、手足が長くて間合いが上手」と分析。やはり寺山の長い距離の蹴り技は小林にとって、警戒すべき点だ。
蹴りの距離の支配能力がある寺山に対して、小林も「間合いに関しては自分も意識して戦っています。短い距離より最初は長い距離での戦いだと思っています」と遠い距離での蹴り合いの展開も想定している。
「キックボクサーで私のミドルキックより強く蹴る人はいないと思っています。自信あります。ただ力んじゃうと思いっきりすかされたりするので、考えながら蹴っていきます」と寺山の蹴りに対応する構えだ。
ガンガン前に出る小林とテクニックで距離を取る寺山。小林自身も、2人のファイトスタイルは両極端だと認識している。その上で「私は見ている人に気持ちが伝わる試合をしたい。諦めないで最後まで勝つんだという気持ちで、勝利を奪い取りたい」と勝利宣言。
終盤には、怒涛のラッシュで相手を圧倒する姿が印象的な小林。今回も距離を取りテクニックで完封を狙うであろう寺山を相手に前に出る覚悟だ。「寺山選手が乗ってくれるなら、こっちの距離だと思うので、とにかく諦めないで攻めて攻めて攻めまくる気持ちで行きたいと思います」と、超攻撃型スタイルで女帝に立ち向かうと言い切った。
国内最強決定戦ともいえる女王対決。この試合を制した後に小林が見据えるは、更なる強豪との戦いだ。「世界を見据えて戦っていると言わせてもらっています。国内でも強い選手が出てきそうなので、そういう選手が居たらやりたいです」と国内外の強豪選手との戦いに意欲を示した。
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