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【RISE】18歳の王者・宮﨑小雪、伊藤紗弥戦へ「テーマは圧倒して一番目立つ、勝ち方が問われる」

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2021/09/04(土)UP

宮﨑小雪(左)が公開練習、トレーナーの体をすっかり覆うほどのビッグミット(右)にパンチやキックを連打した

 9月12日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE GIRLS POWER.5』で“ムエタイ才女”伊藤紗弥(22=尚武会)と対戦する、RISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪(18=TRY HARD GYM)が公開練習を行った。

 宮﨑はトレーナーの持つビッグミットに、左右のフック、ロー、ミドルの連打を披露した。普段は30秒~1分ほどを目安にラッシュをかけて、試合終盤に本能で戦うことを想定した練習に励んでいる。

 今回対戦する伊藤は4歳の頃からムエタイを始め、僅か13歳でWPMF女子世界ピン級暫定王座を獲得。その後はWBCムエタイ、WMCなど世界三冠王となり“天才ムエタイ少女”として名を馳せた強豪だ。

ミドルキックを蹴る宮﨑

 伊藤のムエタイ仕込みの蹴り技などについて「蹴りが上手くて技術が高くて、これまで戦ってきた選手の中でも1番と言っていいほど技術はある」とその技に警戒する。

 今回の試合のテーマを聞かれると、宮﨑は「圧倒するのが一番のテーマ、後は1番目立つことが頭にあります。やっぱり1番インパクトに残る試合をするには、一つの方法しかないと分かっているので、それを成し遂げます。女子の試合はKOが少ないと言われるけど、それをしないと目立つことが出来ない」とKOへのこだわりを熱弁。

宮﨑の左のパンチがミットにめり込む

 宮﨑の武器は、距離の支配能力が抜群のパンチと、蹴りのテクニックであるが「私は結構パワーがないとか言われるけど、そのパワーの部分や倒す力をつけているので、それを試合で発揮できればと思います」と技術に加えて、決定力を付けるトレーニングに着手している。

 今年3月にRISE王者に輝いてから、王者としての初陣に挑む宮﨑。「RISEチャンピオンが3人とも後楽園ホールに出場することは嬉しい。その分、責任を持って他の選手よりいい試合をしないといけない。誰にも負けない試合をしないといけない責任はあります」と王者として心情の変化もあった。

 他団体の王者、そしてムエタイの王者をホームリングで迎え撃つことについて「自分のホームで戦う以上、絶対負けられないし何が何でも勝たないといけない。勝ち方が問われるようになるので、勝ち方も意識して試合をしていきたいです」との意欲を語った。

 今後の目標について聞かれると「女子も倒せる時代が来ていると証明できるようになって、女子格闘技をもっと広めていきたいです」と意気込んだ。

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