2022/02/17（木）UP
（最終更新：2022/02/17 08:55）

元Jリーガー、安彦が元プロ野球の相内のボディへ突き刺すキック

　2月16日（水）東京・新宿FACEにて”オープンフィンガーグローブ”でのキックボクシングイベント『RISE FIGHT CLUB』が行われ、66kg契約で元年俸120円Jリーガー・安彦考真（44=Executive Fight 武士道）がプロ3年目の元西武投手の相内誠（27=K26）に1Rに2度のダウンを奪い1R 1分51秒、KOで勝利した。

【フォト】安彦のKOしたヒザ蹴り、悶絶しマットに崩れる相内

　試合前会見でも相内の「練習しなくて大丈夫だなと思いました。毎日六本木で飲んでます。飲みが忙しいので」と練習をしていない、またはする必要がないという発言を通した。これに対し、驚異的なスタミナとファイトを身上とする安彦は「やってきていることは嘘つかない」と自身はしっかり練習をして挑むと語ってきた。

KO勝ちした安彦考真（右）とセコンドについた安彦の格闘技師匠である元K-1王者の小比類巻貴之

　試合では接近戦から連打で右フックと膝蹴りでそれぞれダウンを奪いKO勝利。試合後の囲み取材では試合に向けた練習を語った。
「週に一度、スプリント50と言って必ず50本ダッシュすること。新潟や静岡からそのためだけに仲間が来てくれる。言ったことは必ずやるんだとう気持ち。あとは1日3時間の練習がありヘトヘトでしたけど」と笑った。成長した部分は「判断ではなく、反射と反応に変わった。判断は遅くなるじゃ無いですか。脳から体なので。体から脳にやっと変えられ早くなった」と語った。

　安彦は19歳のとき、ブラジルでプロ契約したが怪我で断念。その後、サッカーを離れたが、39歳で全部仕事をやめて夢のJリーガーを目指すと、19年41歳で年俸120円で契約しJリーガーデビュー。しかし出番も少なく20年12月の試合を最後にJリーグを引退しRIZINを目指すと宣言し今がある。小比類巻道場に入門しアマでKOやダウンを奪う快勝で3勝無敗、そして今回プロデビュー戦で見事KO勝利した。

　今後の目標を聞かれると「RISE、RIZINずっと言ってますが、ここに最後立てるようにしたい。挑戦者としてリングに立つ意味、プロのリングの怖さ、本当に歓喜できる情熱的なもの含め、次もオファーいただけたらそこに向かって勝負していきたい」と意気込んだ。

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