2022/08/04（木）UP
（最終更新：2022/08/04 16:34）

江川優生（左）とマキ・チャーチャイ (C)K-1

　8月11日（木・祝）福岡国際センターにて開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』のスーパー・フェザー級ワンマッチで対戦する、江川優生（POWER OF DREAM）とマキ・チャーチャイ（真樹ジムAICHI）が公開練習を行った。

【動画】江川優生が58秒KO勝利でトーナメント優勝！

　江川はシャープなボクシングテクニックを武器とし、2019年11月の第3代K-1 WORLD GPフェザー級王座決定トーナメントでは3試合連続1R KOという快挙で王座戴冠。前戦の今年4月の大岩龍矢戦より、フェザー級（57.5kg）からスーパー・フェザー級（-60kg）に階級変更し、現在3連敗中で巻き返しのチャンスを狙う。

ミットを打つ江川 (C)K-1

　対するチャーチャイは、ムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムでスーパー・バンタム級3位にランクインした実績の持ち主で、日本でも5戦4勝1分と当時無敗のままISKAムエタイ世界スーパー・ライト級王座を獲得。“暴れムエタイ”の異名を持ち、昨年12月のK-1でレオナ・ペタスと対戦し、判定負けを喫するも驚異のタフネスさで会場を沸かせた。

　江川はチャーチャイを「タフで打たれ強く、ガンガン来る印象があります。そういう選手とやった方が自分のスキルは上がると思うので、凄く面白い試合になると思います」とコメント。外国人選手との対戦は2019年11月のK-1以来だが「外国人特有の身体の強さはあると思うので、そこは舐めないでしっかりと倒しにいきたい。相手とぶつかってみてどれぐらい身体の強さがあるのかは分かりませんが（KOを）狙えたら狙いたいし、圧倒的に勝ちたい」と意気込む。

ミットを蹴るチャーチャイ (C)K-1

　一方チャーチャイは、K-1再出撃に喜びを感じ「K-1は3分3Rと短い戦いだから、1Rから攻撃していけるように。あとK-1で勝つためにはパンチも必要だからパンチの練習にも力を入れている」とファイトスタイルもK-1仕様にモデルチェンジしている様子。

　対戦相手の江川を「一言で“強い”という印象があるね。彼のパンチは非常に強くて速い。そこには気を付けて戦わないといけない」と評するも「自分はムエタイ時代からほとんどKO負けしたことがないから、もし江川のパンチをもらっても倒されることはないだろうね。倒して勝てるかどうかは分からないけど、自分の全力を尽くして勝ちに行きたい」と自信を見せる。

大岩の圧力にカウンターを合わせに行く江川（右／2022年4月）

　江川は、今年9月に開催される武尊が返上したK-1スーパー・フェザー級王座を懸けたトーナメントメンバーから漏れたが「ここでしっかり勝ってチャンピオンとの対戦に名乗りを挙げたい」と虎視眈々とベルトを狙い、「60kgで連戦連勝して自分がそういうポジションになった時には責任をもってK-1を背負っていきたい」と武尊に続くK-1の次期エースの座も狙う。

　K-1ではゲーオ・ウィラサクレックやゴンナパー・ウィラサクレック、先日の女子大会で初代女子アトム級王者になったばかりのパヤ―フォン・アユタヤファイトジムなど、タイ人選手の活躍も目ざましい。チャーチャイも「他のタイ人選手たちが結果を出していることはうれしいと同時に、負けていられないという気持ちになる。自分もK-1のベルトを狙っているので、元チャンピオンの江川を倒してベルトに挑んでいきたいね」とK-1での王座獲りを目標に掲げた。

　”足立区の怪物”こと江川優生と”暴れムエタイ”チャーチャイの激突、果たしてどのような結果となるのか。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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