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【NKB】“髙橋三兄弟”の次男・髙橋亮が2階級制覇を達成「3階級制覇も目指す」

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2019/06/16(日)UP

豪快なヒザ蹴りを突き刺す髙橋(右)、攻撃の多彩さが光った

NKB日本キックボクシング連盟
出陣シリーズ vol.4
2019年6月15日(土)

▼第14試合 メインイベント NKBフェザー級王座決定戦 5R 延長1R
●ひろあき(プラスα/NKBフェザー級1位)
判定0-3  ※47-50 46-50 46-50
○髙橋亮(真門/第8代NKBバンタム級前王者、現NKBフェザー級3位)
※髙橋が新王者に就く(二階級制覇を達成)。

 髙橋は関西を主戦場とし、兄・弟もキックボクサーとして活躍する“髙橋三兄弟”の次男。これまで元ルンピニー7位のコッチャサーンや小笠原瑛作などの強豪としのぎを削ってきた。ここ数戦は減量に苦しみ、思うようなパフォーマンスを発揮できなかったが、フェザー級に上げてより良いパフォーマンスが期待される。

 対するはひろあきは元NKBウェルター級王者・安田一平を兄に持ち、兄同様のパワーのある右クロスが武器。1発当たればそれだけで試合を決めることが出来るパンチ力に定評がある。総合力では髙橋亮に分があると見られているが、ひろあきがどのように右クロスを当てるのかにも注目だ。

 1R、髙橋がサウスポー。ひろあきが右ローを当てていくと髙橋は鋭い左ミドルやローを走らせる。中盤以降は髙橋が、距離を詰めたひろあきに左ストレートを当て込んだ。
 2Rも髙橋が左ミドルやローをコツコツ当て優勢に進めると、3R、ひろあきは怯まず前進して左ジャブ突き攻め込む。しかし髙橋はそれにワンツーを合わせてバランスを崩させる。ひろあきはそれでも前に出て打ち合おうとするが、髙橋は冷静に左に蹴りからヒザまで繋いて圧倒する。

 4Rにはひろあきが右パンチを伸ばそうと前進したところに左ハイキックをヒットさせると、ひろあきはよろめいて後退する。髙橋はひろあきのダメージがあると見るや追いかけて左右のフックで詰める。

 5R、後が無いひろあきはセコンドの指示で前進。捨て身の覚悟でパンチを振るっていき、ようやく右ストレートをヒットさせるが、髙橋は冷静に左ミドル、ハイ、左ストレートと的確に攻撃を散らし続ける。ひろあきは残り30秒ほどで、右フックを髙橋に良い角度で打ち込むも、やはり髙橋に上手く距離感を支配された形となり単発でしか攻撃を打ち込むことが出来なかった。ジャッジ3者とも髙橋を支持して判定で髙橋が勝利。2階級制覇を成し遂げた。

 勝利した髙橋は偉業を成し遂げても顔色一つ変えず「こんなところで満足してられません」と語り、これからの目標については「これからはしっかり身体を作り直して3階級制覇も目指していきたいです。(上の階級に)パワー負けしないようにこれから鍛えていきます」と3階級制覇を目指し更に進化し続けると誓った。

▶︎次ページはミドル級トーナメント・準決勝

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