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【ボクシング】極真&キック女王の谷山佳菜子、ボクシング王座は惜しくもお預け

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2019/09/16(月)UP

初タイトル戦でアグレッシブに攻める谷山(右)だったが、1-0で惜しくもドロー

 9月16日(月)に『東洋太平洋女子&日本女子バンタム級王座決定戦』(大阪府堺市・大浜体育館)が行われた。

 注目の同級3位の谷山佳菜子(32=ワタナベ)は、極真会館(松井館長)の世界女子(軽量級)王者で、キックボクシングではJ-GIRLSやホーストカップの王座を獲得。膝の故障でプロボクシングに転向し、デビュー戦をTKOで飾り、次戦も判定勝利。今回3戦目にして早くもタイトル戦となった。果たしてボクシングでも王座獲得となるか。

 対する同級1位の奥田朋子(36=ミツキ)は2015年にデビューし戦績は5勝(1KO)2敗1分の左ボクサーファイター。高校・大学では柔道部で活躍。現在高校で保健体育教諭やスクールカウンセラーを務め、”戦う教諭”とも呼ばれる。

判定はドロー。奥田(左)の強打で谷山の右目が大きく腫れている

 試合では、開始から飛び出したのは谷山。低い姿勢からジャブをボディに決め先制に成功した。
 奥田は谷山の出方を見極めるとカウンターの右をヒットすると、谷山の右目が腫れる。その後、互いの距離が詰まりクリンチの多い展開が続く。
 谷山はアグレッシブに前に出、手を止めないが、迎え打つ奥田も反撃。一進一退を繰り返し試合終了。
 判定は1者が谷山を支持したものの2者がイーブンとなり1−0でドロー。王座はお互いお預けとなり、両者は再戦を希望した。

取材・撮影:植田洋介

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