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【BOX】ボクシング界の”ゆうこりん” 黒木優子が計量クリア、花形にリベンジして二階級制覇を狙う

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2018/09/28(金)UP

黒木(左)と花形が前日計量を一発クリア

 プロボクシング『IBF女子世界アトム級王座決定戦』が、29日(土)に東京・後楽園ホールで開催されるが、その前日計量と調印式が28日に都内にて行われた。

 元WBCミニフライ級王者の黒木優子(27=YuKO)は46・0kg、OPBF女子ミニマム級王者の花形冴美(33=花形)は46・1kgと、両者ともリミットの46・26kgよりもアンダーで一発クリアした。

 黒木は福岡県を中心にそのビジュアルからタレントとして活躍しながらボクシング界の“ゆうこりん”の愛称で親しまれWBC世界ミニフライ級を5度防衛した実力者。18勝8KO5敗1分の左ボクサーファイター。今回2階級制覇を狙う。
 昨年12月、6度目の防衛戦で1階級下のWBCアトム級王者、小関桃(青木)に判定負けし防衛に失敗したが、この会見で「ガンガン前に来る小関選手に対して中に入らせないという徹底が甘かったです。花形選手も中に入って来る、外でも戦える選手だが、中に入らせないということを徹底したい」と警戒する。

花形は「黒木選手は私に勝てない」と吐き捨てた

一方、花形は14勝7KO7敗4分の右ボクサーファイター。花形は会見で「世界タイトル5度目の挑戦ですが、花形会長も5度目の挑戦で世界獲ってて、その会長から名前(リングネームとして)をゆずり受けてやってるので、もう獲るしかない、必ず世界チャンピオンになります」と自信。

 花形会長は「僕の名前をつけたから5回も挑戦することになっちゃって(笑)でも今回は大丈夫、スタミナも気持ちも乗っているので今回は行けると。黒木選手はうまいし可愛いし(笑)、冴美もその可愛いのにカーッと来てるかもしれないから1Rからスタミナ勝負でガンガン行かせますよ」と1Rから激しい攻めを予告した。

リベンジを狙う黒木

 実はこの2人、今回が3度目の対戦となるが1度目は2013年6月で花形が判定勝ちし、2度目は同年12月で結果はドロー。
 あれから5年、この対戦は今年の5月から話があったと言うが、黒木は花形と戦うことについて「まだ勝ってない、ここに勝ちにいかなければいけないので美味しい試合です。1度負けてますし(世界王者になる前のノンタイトル戦)、いつか勝たなくてはいけない相手」とリベンジをするチャンスが来たと言う。

 一方花形は「5年前に私は黒木選手には勝っている、そのときの印象は捨てていますが、黒木選手は私には勝てない」と吐き捨てた。

計量台に上がりクリア。ガッツポーズを取る黒木

 一度引き分けた試合は藤岡奈穂子が世界王座挑戦のため返上し空位となっていたOPBF女子東洋太平洋ミニフライ級王座の決定戦だった。試合は引き分けでお互い王座獲得ならなかった。実力の伯仲したこの二人、勝敗を決して世界王座獲得なるか。

 また、現在の女子ボクシング界を背負っているとも言われた黒木は「女子ボクシングの知名度を上げたい。RIZINにRENAさんが出て来たりして知名度上げたように、女子ボクシングも地上波で流れるように、そうなるための第一人者でありたい」ともコメント。

 そうなるためには花形へリベンジし新王者になることが必須となるだろう。

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