【ボクシング】内山高志杯の賞金T開催、６試合中２名が1R KO賞50万獲得
65kg級トーナメントではデスティノ（上）が宮崎を1Rで粉砕しKO賞50万円を獲得
DANGAN
『DANGAN228 内山高志presents KNOCKOUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント』
2019年10月19日（土）東京・後楽園ホール
本大会は元WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志氏をアンバサダーに迎え、通常8ラウンド以上で戦うA級選手たちが賞金を懸け5ラウンド以内で、より早いKOを狙い争う賞金マッチトーナメント。
各階級の優勝賞金は50万円。各試合のKOにも賞金が設けられており、1R＝50万円、2R＝30万円、3R＝15万円、4R＝10万円、5R＝5万円のKO賞が与えられる。
大会では56kg、60kg、65kgの3階級で6試合の準決勝が行われ、2試合が１RでのKO賞50万円、１試合が３RでのKO賞で15万円を獲得した。
各決勝は2020年1月12日（日）を予定している。
▼第9試合 賞金マッチ65kg契約ウェイト5R
○デスティノ・ジャパン（35＝ピューマ渡久地/日本SL級8位）
TKO 1R1分45秒 ※左フック→レフェリーストップ
●宮崎辰也（35＝マナベ）
髪留めを飛ばされるも宮崎（右）も最後まで打ち合いを挑んだ
デスティノ（本名：ブラディミール・バエス）はアテネ五輪ドミニカ共和国ボクシング代表選手。プロでは同国でスーパーライト級王者を獲得。現在、都内のピューマ渡久地ジムに所属。日本スーパーライト級８位にランクイン。一方、宮崎は戦績9勝13敗ながら勝ち星全てがKO勝利の選手。
開始直後から激しい打ち合い。両者重いパンチを当てあう中、ニュートラルコーナーに詰めたデスティノが叩きつけるようなフックの連打で宮崎がゆっくりと座り込むようにダウン。
立ち上がった宮崎は再び打ち合いに挑むが、髪留めを飛ばされた宮崎はデスティノの左フックを浴び2度目のダウン。宮崎は続行のやる気を見せるもレフェリーはダメージを重く見たか即座にストップ。デスティノが105秒の打ち合いを制し、50万円のKO賞と共にトーナメント決勝へコマを進めた。
炸裂音を響かせるトゴルドル（左）のパンチ
▼第8試合 賞金マッチ65kg契約ウェイト5R
●藤中周作（32＝金子）
判定0-3 ※46-49、46-49、45-50
○トゴルドル・バットツォグト（20＝モンゴル）
宮崎（右）は前進しながらパンチを繰り出すもトゴルドルの距離を潰しきれなかった
アマチュア80戦以上のキャリアを持ちプロデビュー戦のトゴルドルがラフなフックを振り回し会場からどよめきが起きる。背を向けた藤中へパンチを打ち込み反則の注意が与えられる。炸裂音を響かせる強烈なパンチを藤中はガッチリとガードしながらパンチを出す。
2Rから足を使い始めたトゴルドルは藤中を呼び込んでカウンターの右ショートストレートをヒット。ガードの上からも手数を出し続けヒット数を稼いだトゴルドルが判定でプロデビュー戦勝利。決勝へコマを進めた。
プレッシャーをかけた伊集（左）が先制のダウンを奪い押し切るかに見えたが……
▼第7試合 賞金マッチ56kg契約ウェイト5R
○佐々木蓮（24＝ピューマ渡久地/日本Fe級9位）
判定2-1 ※46-48、48-46、48-46
●伊集盛尚（30＝琉豊）
佐々木（左）はリーチの長い左を上下に打ち分けペースを握り、ダウンをばん回した。
1Rにサウスポーの佐々木が左ストレートを何度もヒットさせるが、前進する伊集がコーナーに詰め左フックでダウンを奪取。伊集は足を使う佐々木を追うが、佐々木は疲れを見せながらも呼び込みながら左アッパーをボディ、顔面へ打ち分けヒット。
4Rから息を吹き返した佐々木がボディから顔面へ左のダブル。5Rにも左から右の返しのフックをヒットさせ、前進し続ける伊集からポイントを奪い、ダウンを挽回する逆転の判定勝利を呼び込んだ。
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