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【DEEP】元谷友貴が大塚隆史を打撃で完封、才賀紀左衛門が2年3か月ぶりMMA戦で82秒KO勝利

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2020/03/01(日)UP

住村(右)が2Rのピンチをしのぎ王座を防衛

▼セミファイナル DEEP ウェルター級タイトルマッチ 5分3R
○住村竜市朗(TEAM ONE/王者)
判定5-0 ※五者とも29-28
●悠太(ALLIANCE/挑戦者)

 住村は地元淡路島を拠点に関西で活躍。2017年7月にダークホースと呼ばれながらDEEPウェルター級GPのトーナメントを制し、第9代ウェルター級王者となった。昨年12月には『BELLATOR JAPAN』のRIZIN提供試合に参戦するも、ジョン・タックの右フックで轟沈しRIZIN初白星ならず。今回の防衛戦で再起を図る。

 対する悠太は”世界のTK”高阪剛の指導を受ける第7代DEEPウェルター級王者。2015年7月から2018年6月にかけて4連敗していた時期もあったが、2018年10月のANIMAL☆KOJI戦勝利から3連勝中。住村とは2016年10月に対戦し、その1戦で大けがを負い、1年8か月の欠場を余儀なくされていた。ベルト奪取と共に、住村へのリベンジを果たせるか。

 1R。住村がプレッシャーをかけながら重い左ジャブ、右ローでけん制。悠太は回りながら距離を測るが、住村の右フックがヒットすると動きが止まり、ケージに押し付けられ連打を浴びる。タックルからテイクダウンを奪った悠太だが攻めきれず、すぐに立ち上がる住村。徐々に手が出始める悠太だが、住村のパンチ優位は変わらない。

 2R、スタンドでの打ち合いに応える悠太だが、住村の左右フックを浴び後退。住村がタックルからケージに押し付けガードポジションからパウンドを落とす。しかし立ち上がって放った悠太の右フックが住村に直撃し、うつろな表情のまま住村が後ろに倒れ込むダウン。襲い掛かった悠太がパウンド連打からバックチョークを仕掛けると、住村はなりふり構わず悠太の腰にしがみつき、悠太をケージに押し付けラウンド終了までしのぎ切る。

 3R、ダメージの残る住村はパンチに切れがなく、ジャブの打ち合いで悠太に刺し負けるシーンも。打撃でも五分まで持ち込んだ悠太だが、タックルを仕掛けると住村に上を取られ、コツコツとパンチを浴びる。ブレイクの後スタンドに戻ると、パンチの交換から今度は住村がタックル。悠太をケージに押し付けバックを取るも、体を入れ替えた悠太に上を取られ、パウンドを浴びる中試合終了のゴングが鳴った。

 一進一退の攻防だったが、第1・第3ラウンドに優勢を維持した住村をジャッジ五者全員が支持。とはいえ全ジャッジが1点差をつけており、住村にとって薄氷の上となった。

 防衛を果たした住村はマイクを握ると「とりあえずしんどいっす」と思わず本音を吐露。そして「もっと頑張って次は倒せるように。また応援お願いします」と目標を新たにした。

▶︎次ページは横山恭典vs巽大佑、COROvsドリームマン 

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