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【DEEP】大塚隆史が計量パス、元谷戦の先に見据えるは「やっぱりRIZIN」

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2020/02/29(土)UP

鍛え上げた肉体で計量パスした大塚

 3月1日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『skyticket Presents DEEP 94 IMPACT』の前日計量が2月29日、都内にて行われた。

 メインイベントDEEPバンタム級(61.2kg)5分3Rに出場する、元谷友貴(30=フリー)と大塚隆史(33=T GRIP TOKYO)が揃って計量に臨み、元谷は61.5kg、大塚は61.65kgで共に計量をパス(DEEPではタイトル戦及びキャッチウェイト方式以外は500gオーバーまで許容)。明日の決戦へコマを進めた。

 元谷は初代・第3代DEEPフライ級、第7代同バンタム級王者。大塚は第3代DEEPフェザー級、第2代・第5代同バンタム級王者と、共にDEEPバンタム級を含む2階級を制覇している。独創的なグラップリングを武器にする元谷と、確かなレスリング力を誇る大塚。共にグラウンドを主戦場とする同士、激しい地上戦が期待される。

昨年3連敗を喫した元谷は「明日はちょっと暴れたい」と意気込み

 計量直後、元谷は「いろいろムカついてるんで、明日はちょっと暴れたいと思います」と挑発的なコメントを見せていた。その真意を問うと、元谷は「自分自身にムカついています」と3連敗を喫した昨年を振り返り「結果につながっていないので、そういう点にムカついている」と自分自身に対する怒りをあらわにした。

 今回の相手、大塚については「強い相手なので、いい勝ち方をすれば評価が上がるかな」と、昨年の不振を払しょくするには絶好の相手といえる。

 大塚が得意とするケージレスリングに対しては「(自分自身が)ディフェンスが上手いかといったらわからないですけど、昔から練習場所が壁なので、練習の動きが出せるかな」と相性は良い模様。大塚は毎試合攻撃のバリエーションを広げつつあるが「スタンドで勝負しても相手の流れに持っていかせない」と全局面を警戒。その上で「イメージとしてはKOで。爆発力がある感じでいきたい」と、打撃による決着イメージがあることを見せた。

互いに相手の強さを認め「勝てば評価される」と語った大塚(右)と元谷

 対する大塚も元谷に対し「メリットがある相手」と、この対戦を歓迎する。「勝てば評価されるかなという相手なので、やりがいありますよね」とステップアップに絶好の相手と見ている。

 普段は対策はあまり立てないという大塚だが、今回は「珍しく立てたかな。向き合って変わる部分は多いけど、やりたいことは何点かある」と対元谷用の戦術は用意したという。レスリングを得意とするグラップラーである大塚だが、昨年12月の試合ではカーフキックも見せた。「新しいことを取り入れたり、いいこと取り入れてみたり」と、どん欲に技術を吸収しているようだ。

 今回の試合の先に見据えるものを尋ねると、大塚は「やっぱりRIZINですかね、あまり言いたくないけど」と、かねてから出場を熱望するRIZINを挙げる。大塚は、2017年のRIZINバンタム級トーナメントに参戦して一回戦と二回戦を勝ち抜くも、その年の大晦日に準決勝で石渡伸太郎に敗れ、それ以来RIZINには出場していない。

2017年のRIZINバンタム級トーナメント二回戦では、フロントネックロックで一本勝ちした大塚

「(バンタム級戦線が盛り上がって注目されている、歯がゆさはありますよね」と、現状への不満を語る。しかし「あまり(選手側から出たいと)言いたくない。向こうから使いたいなと言って欲しい」と、実績を見せてこその出場であるという美学を貫く構えを見せた。

 今回コロナウィルスの影響がささやかれる中で決行されるDEEP。大塚が扱ったチケットもキャンセルは出ていないといい「来てくれる方には本当に感謝しています」とファンへ感謝の気持ちを表した。その気持ちに応えるためには「思いきり試合をしていいものを見せるだけ」と覚悟を固める。“RIZINバンタム級四天王”の一角である元谷を倒し、ファンと共に歩む大舞台への道を切り開けるか。

<計量結果>
▼メインイベント DEEP バンタム級 5分3R
元谷友貴(フリー) →61.50kg
vs
大塚隆史(T GRIP TOKYO) →61.65kg
※500gまでは超過可

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