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【スックワンキントーン】カイト.ウォーワンチャイが初の後楽園ホールで片島聡志に勝利、鈴木真治はダウン奪うも痛恨ドロー

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2021/06/14(月)UP

一航と小嶋の一進一退の攻防はドロー決着

▼第6試合 54kg契約 3分3R
△一航(新興ムエタイ)
判定1-0 ※29-28、29-29、29-29
△小嶋・NorNaksin(ノーナクシン東京)

 一航はNJKFを主戦場とする大田兄弟の弟。同じくNJKFを主戦場とする大田拓真を実兄に持つ。19年4月にWMCムエタイ日本バンタム級王座を獲得。続く11月にはNJKF同級王座を獲得し、高校生二冠王者を達成。昨年9月には、WBCムエタイ日本統一バンタム級王座を戴冠し三冠王となった。今年2月にはRISEに出場し、大﨑一貴と一進一退の攻防を繰り広げ、2-0の判定で敗れるも高い技術を見せつけ評価を上げた。

一航の美しい左ハイキック

 対する小嶋は卓越したムエタイテクニックでデビュー以来9戦負けなしの快進撃を記録。これまでルンピニージャパン、WPMF日本、J-NETWORKのバンタム級王座3つを獲得している。今年4月にはBOMに参戦し、元新日本キック王者のHIROYUKIと対戦。右ミドルで圧力をかけるも、HIROYUKIの多彩な攻撃の前にTKO負けを喫した。今回が再起戦となる。

 1R、右ローの交換から一航が左ハイキックで牽制。小嶋はプレッシャーをかけ右ミドルで前進。一航の打ち終わりにも右ミドルを合わせる。一航は左前蹴りで距離をとり、左ジャブから右ストレート。小嶋もパンチで応戦する。

小嶋もパンチの打ち合いに応じる

 2R、一航がワンツーから右ロー、左ボディから右ローのコンビネーション。小嶋は打ち終わりに左右ミドルをヒットさせる。距離を詰める一航へ小嶋が組み付きヒザを見せるも、一航が回してこかす。小嶋の右フックに合わせた一航の左ボディがクリーンヒット。小嶋は右ボディストレート、左ヒザで小嶋のボディを攻める。

 3R、一航がフェイントからワンツー、右ローのコンビネーション。組みたい小嶋は一航を回してこかす。一航は入り際に左ボディ。小嶋はワンツーから右ミドルを打ち、そのまま組み付きヒザを打ち合う。離れた一航へ小嶋が組んでヒザを放ち、決定打がないまま試合終了のゴング。ジャッジ1者は一航を支持したが、残り2者が優劣をつけず、この一戦はドロー決着となった。

▶次ページは永澤サムエル聖光vsラックチャイ・GTジム

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