【スックワンキントーン】カイト.ウォーワンチャイが初の後楽園ホールで片島聡志に勝利、鈴木真治はダウン奪うも痛恨ドロー
ノーナクシン東京
『スックワンキントーン Let’s do our best!』
2021年6月13日(日)東京・後楽園ホール
▼第8試合 メインイベント バンタム級 3分3R
○カイト.ウォーワンチャイ(キングムエ)
判定3-0 ※30-28、29-28、30-28
●片島聡志(kick life)
カイト(福田海斗)はムエタイの本場・タイのリングで活躍を続ける一流ファイター。19年9月には当時ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者のルンナライ・ギャットムー9を3RKOで下し激震を走らせた。前戦は今年4月のBOMで、共にムエタイ修行をした後輩でもある大﨑孔稀と対戦。大﨑の多彩な攻撃に翻弄され判定負けを喫した。
対する片島は2011年にデビューし、M-FIGHT、レベルス、ムエタイオープンなど数々の大会に出場。昨年12月にトゥワキョウ・ギャットガムポンを4R TKOで下しWPMF世界スーパーフライ級王座を獲得した。昨年12月には当時保持していたWPMF世界スーパーフライ級王座とBOM同級王座を懸け石井一成と対戦し、ダウンを奪われ判定負けを喫している。
1R、カイトの右ミドルをキャッチし、片島が右ローを返す。カイトが左ジャブで距離を取ると、片島は右前蹴りで牽制する。カイトの左前蹴りをキャッチした片島が左ボディを打ち込めば、カイトはお返しとばかりに片島の右前蹴りをつかみ右フックを頭部へたたき込む。
2R、カイトがジリジリ前進。片島の蹴り終わりに合わせワンツーを打ち込む。カイトを中心に回る片島は左右ローから組みヒザ。カイトも首相撲に付き合いヒザを交換する。ロープ際で覆い被さるように組んだカイトは片島へ右ヒジをたたき落とす。
3R、リング中央で打ち合いを見せる両者。ロープ際へ交代する片島へカイトは右のストレートをヒット。そのまま組んでヒザをボディへたたき込む。片島はワンツーから右ミドルのコンビネーションで攻めると、カイトはガードを堅め前進し右の縦ヒジ。組めば両者ヒザを突き上げる攻防を見せるまま試合終了のゴングを迎えた。
判定は3者がカイトの勝利を支持。カイトが技術を見せ強敵片島を撃破した。
カイトはマイクを握ると「スックワンキントーンは僕がタイでお世話になっている興業。日本の興業でメインイベントを務めさせてもらえてうれしい」と喜びの声。そして長いキャリアの中で後楽園ホール初登場であると明かすと「僕の名前を覚えて帰ってくれたらうれしい」と後楽園ホールのファンへ呼びかけ大会を締めくくった。
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