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【DEEP KICK】稲井良弥がTKO勝利で-70kg王座奪取、麻太郎が-57.5kg次期挑戦者に決定

濱田祐生が反則勝ち、坂田実優が判定勝利
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2021/12/03(金)UP

濱田祐生が反則勝ち

DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK 58』(3ページ目)
2021年11月28日(日)テクスピア大阪

▼第2試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R
○濱田祐生(山口道場)
※反則勝ち
●嶋秀太(NJKF田頭道場)
※度重なる組み付き行為により減点累積が3に達したため嶋の反則負け、濱田が勝者に

ヒザを放つ濱田

 結果から先に言うと、度重なる組み付き行為により減点累積が3に達した嶋秀太(NJKF田頭道場)が反則負けを喫した。減点累積で勝敗が決するケースは極めて稀。改めてDEEP☆KICKが組み付き行為にしごく厳しいことを証明した一戦となったが、3Rに勝者の濱田祐生(山口道場)が放った飛びヒザ蹴りで嶋はダウンしたように見えた。

 もしあのダウンが認められていたら、試合結果は違うものになっていた気がしてならない。ルールは厳守しなければならないが、後味の悪い一戦だった。


坂田実優が勝利

▼第1試合 DEEP☆KICK-45kg契約 3分3R
○坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●上村蘭唯華(真門伊藤道場)

蹴りを放つ坂田

 コロナ禍にあって今年4戦目を迎えた坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)が、プロ2戦目で高校生の上村蘭唯華(真門伊藤道場)を迎え撃った。

 試合になると減量するのではなくいつも増量するという坂田はこの日も細い身体ながら元気いっぱい。ガードを固めながら、ローを外と内に打ち分けていく。さらに左ストレートと左ミドル。神村もワンツーを返すなど、時折反撃の狼煙を挙げるが、劣勢は否めない。

 3R、坂田はワンツーとテンカオで前に出て3-0の判定で判定勝ちを収めた。昨年は連敗に泣いたが、今年は3勝1敗と勝ち越した。この勢いで来年も突っ走れ。


原谷帆華が勝利

〈オープニングイベント〉NEXT☆LEVEL提供試合
▼OP第1試合 -45kg契約 2分2R
●若林弥由(月心会チーム侍)
判定0-3 ※19-20、19-20、19-20
○原谷帆華(NJKF健心塾)

パンチを放つ原谷

 原谷帆華(NJKF健心塾)は3姉妹でキックボクシングに励む。現在プロで活躍中のAyakaは姉で、この試合のセコンドにも就いた。

 1R開始早々、原谷はワンツーからのロー、身体を入れ換えてのヒザ蹴りで攻勢に出る。かつてキックの世界王者で現在はボクシングの日本王者として活動する谷山佳菜子に憧れているという若林弥由(月心会チーム侍)もワンツーで応戦するが、2Rになると原谷はミドルキックの連打して若林を3-0で振り切った。来年はいよいよプロデビューか。

(文・布施鋼治/写真・石本文子)

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