【DEEP KICK】長島☆自演乙☆雄一郎が引退エキシビションマッチ、会場中からネギ「14年間、夢のような時間でした」
9月23日(木・祝)にテクスピア大阪で開催された『DEEP☆KICK 55』で、長島☆自演乙☆雄一郎(02GYM/魁塾)の引退エキシビションマッチが行われた。
長島は、プロ戦績43戦23勝18敗2分(13KO)と、第一線で長く活躍、アニメのコスチュームを身にまとって入場する「コスプレファイター」としても人気を博した。今年2月のラウェイ出場を最後に現役を引退し、これが最後のリングとなる。
ゆかりの選手たちとの3人掛けに先立ち、2008年11月に初のタイトルを獲得した時と同じ“正装”初音ミクのコスプレで、「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」(ika_mo feat. 初音ミク)に乗って登場。
1Rは同い年で練習も共にした麻原将平(パウンドフォーパウンド)が相手。麻原のセコンドには大和哲也も駆けつけた。麻原は序盤からローやハイを出していき、長島はミドルやフック、ボディといったパンチで応戦。麻原はラウンディングキックなども見せるが、長島はすでに息が上がっている。そんな長島に麻原はボディ連打やフックを浴びせる。ラウンドが終わりコーナーに戻った長島は、思わずセコンドに「しんどい!ヤバい!」を連発。
2Rは長島が上京してシルバーウルフで練習していた時代の盟友・左右田泰臣(LIBERTAD)が登場。左右田は現役時代の後半は試合以外ではマスクを着用していたが、引退した今は素顔で入場。その代わりセコンド陣は全員マスクを着用していたが、脱ぐと皇治や平山迅といった面々。左右田は爽やかな笑顔を浮かべつつジャブからのコンビネーション、右フックなどで長島をボコボコに。いよいよスタミナが底をついた長島も必死に食らいつく。
3Rは同じ日本拳法出身で、MMAで活躍する中村優作(フリー)が登場。中村は日本拳法の道着にオープンフィンガーグローブで現れ、「これでやれ」とばかりに長島を挑発。試合の中でもテイクダウンからパウンドの仕草を見せるなどすると、場内からは長島コールに代わる手拍子が湧き起こった。すでにスタミナ限界の長島はこれ以上ないぐらい口を開けて必死に耐え、最後は中村と激しい打ち合いを展開。どうにか最後のゴングまで立ち続けることができた。
試合後、まずはエキシビションで対戦した3選手がコメント。
麻原は「僕の世代やったら長島☆自演乙☆雄一郎と言ったら誰もが知ってる格闘技界のスーパースター。そんな長島君と最後に拳を交えることができてすごくうれしく思う」、左右田は「K-1 MAXで3連敗していた時にも『K-1を盛り上げるんだ』と言ってて翌年にはトーナメントで優勝して、Dynamite!!ではKO勝ちというすごい確変を起こして、尊敬できる先輩」、中村は「日本拳法界から先輩として引っ張っていっていただいて、背中をずっと追わせていただきました」。
ここでリングアナが「選手退場」を告げると、皇治がマイクを持ち「リングに上がって俺にしゃべらせへんなんて」と挨拶を始める。「自分はこのDEEP☆KICKに出させてもらってまして、今の自分があるのはDEEP☆KICKのおかげ。その時にずっと憧れていて、こんな人になりたいと思っていたのが長島選手。自分は関西から成り上がるってカッコつけてますけど、実際にそれをやったのが長島選手やと思ってます」と話すと、最後は大和哲也にマイクをムチャ振り。大和は「自演乙さんは僕と同じ2010年にK-1で優勝しているし、同じNJKFのチャンピオンからK-1のチャンピオンになったので、すごく親近感が湧いていました。一時代を築いた自演乙さん、お疲れ様でした」と締め。
10カウントゴングが鳴らされると、会場中からネギがリングに投げられ、2008年の後楽園ホールが再現された。引退セレモニーの後は、長男と長女をリングに上げ、満面の笑みで写真に収まってフィナーレ。最後の最後まで長島☆自演乙☆雄一郎らしい終わり方だった。
▶次ページは10カウントゴングを前にした長島☆自演乙☆雄一郎の挨拶コメント
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