2022/02/23（水）UP
（最終更新：2022/05/20 08:29）

稲井（左）が接戦を制して、決勝へ進出した

▼第8試合　第3代ウェルター級（-67.5kg）王座決定トーナメント準決勝3分3R延長1R
◯稲井良弥（TARGET/第4代DEEP☆KICK-70kg王者）
判定3-0　※29-28×2、29-27
●都木航佑（ボスジムジャパン/KROSS×OVER認定KICK初代-67.5kg王者）

　ベルトを持っていたベイノアが階級アップのため、王座を返上。王座決定トーナメントが開催される。

　稲井はTARGETのホープでDEEP☆KICK-70kg王者の肩書きを持つ。パンチ連打で見せる破壊力が武器。

　対する都木は、新極真会のカラテドリーム高校2年の部重量級で優勝した実績を持つ。21年12月には、KROSS×OVER認定KICK初代-67.5kg王者となっている。

　1R、都木がスイッチしながら、ボディへのヒザ蹴りで攻める。稲井は距離を詰めると右フックをヒット。近距離となった両者は、ヒザ蹴りvsパンチの構図に。

　2R、稲井が左右のフックで豪快に攻める。若干後退する都木だが、カウンターのヒザ蹴りをボディへ突き刺し、押し返す。ボディへのダメージを見せる稲井はクリンチも、前に出続ける。

　3R、前に出る稲井に、都木がカウンターのヒザ蹴りを突き刺しペースを掴む。だが、終盤、近距離の打ち合いで稲井が左フックで起死回生のダウンを奪取。

　近距離の打ち合いで、両者のパンチが交錯する。都木は渾身のヒザ蹴り、右フック。稲井も鼻から出血しながら左右のフックを放ち、終了のゴングが鳴った。

　ジャッジは3者とも稲井を支持。稲井が終盤のダウンで逆転する形で勝利した。

者口（右）が圧倒的な実力を見せつけてKO勝利した

ヒザ蹴りを見舞う門口

▼第7試合　フェザー級（-57.5kg）3分3R 延長1R
◯門口佳佑（EX ARES/同級3位）
KO 1R 1分51秒　※スリーノックダウン
●小﨑貴誠（GREED GYM）
※JOE.TEPPEN GYM が新型コロナウイルス陽性で欠場のため小﨑に変更

　門口は、4年前『Abema』のvs那須川天心トーナメントを勝ち抜き、那須川と対戦したことがある。対する小﨑は、福岡から参戦するファイターで、3年ほど自身のジム立ち上げのため実戦から遠ざかっていたが、本格参戦する。

　1R、サウスポーに構えた門口がカウンターの左フックをヒットさせ、一気に距離を詰めて右フックからパンチ連打、ヒザ蹴りの猛攻でダウンを奪う。

KOした瞬間

　さらに、左右のフックから飛びヒザ蹴りでダウンを追加する門口。小﨑の目の腫れでドクターチェックが入る。

　再開後、小﨑に対して門口がヒザ蹴り、パンチ連打をまとめる。防戦一方となった小﨑にレフェリーが割って入り、試合がストップ。嵐の様な猛ラッシュで門口が勝利した。

　門口は、ベルト獲得へ意欲を見せ「みんなの笑顔が見れて最高です」と爽やかに語った。

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