【K-1】王者K-Jeeが計量パス、カリミアンの挑発を「触れたくない」と一蹴＝前日計量

2021/03/27（土）UP
（最終更新：2021/03/27 15:43）

　3月28日（日）東京・日本武道館にて開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ～K’FESTA.4 Day.2～』の前日計量が27日都内にて行われた。

　セミファイナル（第18試合）[K-1 WORKLD GP クルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]に出場する王者・K-Jee（30＝K-1ジム福岡チームbeginning）、挑戦者シナ・カリミアン（33＝POWER OF DREAM）が計量に臨み、K-Jeeが89.5kg、カリミアンが90kgジャストでリミットの90.0kgをパスした。

　K-Jeeは、19年1月に開幕した初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントを、全3試合でKO勝利し王座に就いた。昨年11月のK-1福岡大会において、シナ・カリミアンの持つK-1 WORLD GPクルーザー級王座に挑戦。わずか114秒のKO劇で王座を奪取した。今回がダイレクトリマッチにして初防衛戦となる。
　対するカリミアンは18年に初代K-1クルーザー級王座決定トーナメントで優勝し、同級王座を奪取。19年8月のスーパーファイトで愛鷹亮に不覚を取るも、翌年3月のタイトルマッチでは勝利し防衛を果たした。しかし同年11月にK-Jeeに敗れ王座陥落。王座再奪取を狙う。

　初防衛戦に臨むK-Jeeは「自分が勝つのはもちろん、セミファイナルというポジションをいただいた。後半間違いなくKOが連発すると思うし、メインイベントにつなげるためにもKOで勝って会場を最高に盛り上げる仕事も大切。とにかくアグレッシブな試合をしたい」と気負いを見せない自然な姿でコメントした。

　今回の会見の冒頭、中村拓己プロデューサーより7月17日にK-1福岡大会が開催されることが発表された。故郷福岡でのK-1開催についてK-Jeeは「去年はチャレンジャーとして王座に挑み、いい結果を出せた。今年はチャンピオンとして大会を盛り上げたい」と王者としての凱旋を目標に掲げた。

　挑戦者としてK-Jeeとの対戦に臨む前王者のカリミアンは「今回の試合に向けて100%の準備が出来ている。自信にあふれている気分」と仕上がりは上々の様子。試合に向けての意気込みを問われると「ここで多くを語るつもりは無い。明日はここに座っている弱虫を倒したい」とK-Jeeを挑発。これを受けたK-Jeeは「あまり触れたくないですね」とカリミアンの挑発を一蹴。王者として平常心で決戦に臨む構えを見せた。

＜計量結果＞
▼セミファイナル（第18試合）K-1 WORKLD GP クルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
K-Jee（K-1ジム福岡チームbeginning）　→89.5kg
vs
シナ・カリミアン（POWER OF DREAM）　→90.0kg

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