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【レベルス】梅野が必殺のヒジで現役ルンピニーランカーをKO撃破の快挙

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2017/11/24(金)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

梅野の左縦ヒジ打ちでインディートーンは大の字に。衝撃のKO決着となった

Def Fellow
「REBELS.53」
2017年11月24日(金)東京・後楽園ホール

▼第9試合 メインイベント ライト級 3分5R ルンピニージャパンルール
〇梅野源治(PHOENIX/WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者、元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者)
KO 4R 31秒 ※左縦ヒジ
●インディートーン・ポー.ピナブハット(タイ/ルンピニースタジアム認定ライト級4位)

 梅野は2016年10月、タイのトップ選手ヨードレックペットを破り、ムエタイ最高峰のひとつラジャダムナンスタジアム認定ライト級王座を奪取。ムエタイ500年の歴史の中で、日本人として6人目の同スタジアム王者となった。しかし、今年4月にタイのトップ選手であるロートレックに敗れ、5月には現地ラジャダムナンスタジアムでの初防衛戦ではサックモンコンに王座を奪われてプロ初の2連敗。

 一時は引退も考えたが、再起を懸けた9月のレベルスで“超攻撃型ムエタイ”スアレックから勝利を奪って復活。今回はもうひとつのムエタイ最高峰、ラジャダムナンと並ぶ二大殿堂であるルンピニースタジアムの現役ランカーと対戦する。

 インディートーンは9月の対戦カード発表時はルンピニースタジアム認定ライト級9位だったが、最新ランキングではなんと4位に浮上。過去にはWBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座を獲得したこともある本物のムエタイ強豪。

 1R、梅野は圧力をかけながら左右ローと左右ミドルを入れていく。フェイントをかけながらヒットさせると、インディートーンもローとミドルを蹴り返す。1Rは梅野ペース。

 2R、梅野がジャブを突きながらのロー&ミドル。上にパンチを集めておいてのローとミドルを上手く当てていく。インディートーンは強い左右ミドルを蹴り返す。両者ともディフェンスが上手くそのほとんどをブロック。

インディートーン得意の飛びヒザ蹴りが梅野を襲う

 3R、インディートーンはついに得意の首相撲に持ち込んでヒザを蹴る。梅野もがっちりと組んでヒザを蹴り返すが、ここはインディートーンが有利。しかし離れると梅野が強烈な左ミドルをクリーンヒット。さらにローで攻める。インディートーンは右ストレートをヒットさせ、梅野を押してコーナーへ追い込むと得意の飛びヒザ蹴りを発射する。

 4R、梅野がミドルを蹴っていくとインディートーンはパンチを出して組みに来る。そして「組んでくるところを狙っていた」という梅野の左縦ヒジが、組もうとしたインディートーンに強烈ヒット。

勝負を決めた梅野の左縦ヒジがさく裂した瞬間

 一瞬、間をおいてゆっくりと崩れ落ちるインディートーン。勝利を確信した梅野はガッツポーズ。後楽園ホールは大歓声に包まれる。レフェリーはカウントを数え始めるが、大の字になってぴくりとも動かないインディートーンを見て即座に梅野のKO勝ちを宣した。

 現役ルンピニーランカーをKO撃破という快挙を達成した梅野は、「今日の試合には地方からも応援に来ていただいて、僕のファンでいてくれるファンの応援があってこそ勝つことが出来ました。

 本当に凄い強豪選手で不安もあったんですが、僕の夢はWBCムエタイ世界王座、昨年12月に獲得したラジャダムナン王座、そしてもうひとつがルンピニー王座という世界的に認められているベルト。この3つを巻いた外国人はいないので、僕が史上初を成し遂げたい。4月、5月の試合で怪我をしてこれ以上はよくならない。その中でやっています。夢と不安のふたつを抱えて、必ずトップに行きます。皆さんを応援してよかったと思わせます」と、残るもう一本のベルトであるルンピニースタジアムのタイトルを目指すと高らかに宣言した。


顔面とボディに打ち分けるコンビネーションパンチを使うスアレック(左)

▼第8試合 セミファイナル REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王座決定トーナメント決勝戦 WPMFルール 3分5R 
〇スアレック・ルークカムイ(タイ/スタージス新宿ジム)
判定3-0 ※49-48、49-48、49-48
●鈴木真治(フジマキックムエタイジム)
※スアレックが新王座に就く。

 トーナメントの決勝戦は外国人ブロックを勝ち抜いた“超攻撃型ムエタイ”スアレックと、日本人ブロックを勝ち抜いた鈴木で争われた。鈴木は鈴木は名門・藤原ジム出身のベテラン選手で、かつては全日本キックのランカーとして活躍。J-NETWORKではスーパーライト級王座を獲得した。

 1R、スアレックが放った最初の右フックの迫力に場内は大きくどよめく。その後も破壊力のあるパンチとローを放つスアレック。顔面とボディへのパンチからローにつなぐコンビネーションも回転させる。しかし、鈴木の右ローに早くもガクッとなる場面も。

 2Rもスアレックはコンビネーションを回転させていき、パンチに加えてヒジも打つ。鈴木は徹底した右ロー。ローの蹴り合いとなるが、スアレックはローを蹴られると大きく足が流れる。

 3R、鈴木のローは明らかに効いている。右ストレート、ボディブローもヒットさせる鈴木。しかし、攻撃の数はスアレックの方が多い。ロー、ヒジ、ヒザ、パンチと攻めまくる。

 4R、鈴木のパンチがヒットするたびに歓声が起こるが、攻め数が多いのはやはりスアレックの方。回転ヒジ打ち、ロー、ミドルとうなり声をあげながら攻撃を繰り出していく。

 5R、鈴木の右ローで大きくバランスを崩すスアレック。鈴木はパンチの打ち合いにも応じる。しかし、スアレックは何度も胴タックルのように組み付くと鈴木を投げ捨てて優勢を印象付けた。

 判定は3-0でスアレックが勝利。鈴木は奮戦するも一歩及ばなかった。スアレックはマイクを持つと「お疲れ様です。今日はスアレック、チャンピオンになりました。ありがとうございます。日本の上の団体で試合がしたいです。K-1とかもっと有名なところを目指していきます」と日本語でK-1参戦をアピールした。

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