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【KNOCK OUT】鈴木千裕が秒殺KOで初王座を戴冠、ぱんちゃんが難敵sasoriに僅差で勝利、松倉信太郎が4度ダウン奪い75kg王者に=試合結果

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2021/07/18(日)UP

松倉が悲願の75kg王座を奪取

▼第7試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R・延長1R
○松倉信太郎(TRY HARD GYM)
判定3-0 ※29-24、30-23×2
●田村聖(拳心館)
※松倉が新王者に

コーナーを背負った松倉は起死回生の右フックで1回目のダウンを奪う

 松倉は2009年に17歳でK-1甲子園70kg級を制覇。K-1・Krushを主戦場にキャリアを重ね、Krush YOUTH GP 2012でも70kg王者に輝いた。2018年より他団体に活躍の場を移して、WPMFの世界タイトルを獲得した。昨年12月には『REBELS』に初参戦し、T-98からダウンを奪い勝利。今年3月から開催されたKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメントに参戦すると、準決勝で渡慶次幸平を1Rで葬り決勝への切符を手にした。

 対する元NKBミドル級王者・田村は、強烈な右フックを武器にKOを量産するハードヒッター。19年にはNKBの「PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント」では3試合すべてにKO勝利し、圧倒的な強さで優勝する快挙を成し遂げた。昨年9月に日菜太から三日月蹴りでKO負けを喫するも、同12月の最終戦では、なんとヘビー級に挑み、大畠正士を相手に圧勝している。今年3月のトーナメント準決勝では、6戦無敗の吉野友規とダウン応酬の激戦を繰り広げた末、2RにTKO勝利を奪い取った。

田村はこのヒザで松倉からカットを奪う

 1R、松倉が右カーフを細かく刻むと、田村はワンツーから重い右ローで前進する。徐々に松倉のカーフが効いたか、蹴りを受けるたびに田村の足が流れ始める。直線的に詰める田村の左右パンチが松倉を捉えると、松倉は青コーナーにコーナーに後退。田村がパンチをまとめにかかるが、ラウンド終了間際に松倉が振り下ろす右フックのカウンター一発で田村からダウンを奪う。

 2R、田村がパンチ連打で前進するも、松倉は右カーフ、右三日月で応戦。右ストレートから左フックを返すと、テンプルを捉えられた田村がダウンを喫する。立ち上がった田村はさらに直線的に左右ストレートで攻めるが、松倉は下がりながら右カーフ、右三日月を次々にヒット。追う足を緩めない田村は、飛びヒザ蹴り左右フックの連打で松倉をぐらつかせラウンド終了のゴングを迎える。ここで松倉は左目上から大きく出血するが、この時点では何によるカットか不明。

血まみれのままパンチを振るう松倉

 3R開始早々にレフェリーが試合を中断。ビデオ判定により、2R終盤の松倉の流血が田村の飛びヒザ蹴りによるものと裁定が下る。有利になった田村がさらに左右パンチのを回転させるが、松倉がまたも右フックのカウンターでダウンを奪取。立ち上がった田村へ、さらに左フックを見舞いダウンを追加する。田村がこのラウンド3度目のダウンを喫するか、松倉の出血でストップされるかという瀬戸際の中、両者はパンチの打ち合いに応じぐらつきながらも強打を交換。ヒヤリとするシーンが連続する中、試合終了のゴングを迎えた。

 ジャッジは計4回のダウンを奪った松倉の勝利を支持。松倉が熱望した75kg級のベルトを腰に巻いた。

▶︎次ページは、KNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチ「スアレック・ルークカムイvs.重森陽太」

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