【KNOCK OUT】”死に場所を探す”松倉信太郎がKNOCK OUTに「骨を埋める」決意、田村聖は減量から解放された一戦に自信アリ=前日計量
7月18日(日)に東京・後楽園ホールで行われるキックボクシングイベント『KNOCK OUT 2021 vol.3』の第7試合[初代KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメント・決勝戦]に出場する松倉信太郎(TRY HARD GYM)、田村聖(拳心館)が前日計量に臨み、松倉が75.0kgのリミット、田村が74.8kgで共に計量をパスした。
松倉は2009年に17歳でK-1甲子園70kg級を制覇。K-1・Krushを主戦場にキャリアを重ね、Krush YOUTH GP 2012でも70kg王者に輝いた。2018年より他団体に活躍の場を移して、WPMFの世界タイトルを獲得した。昨年12月には『REBELS』に初参戦し、T-98からダウンを奪い勝利。今年3月から開催されたKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメントに参戦すると、準決勝で渡慶次幸平を1Rで葬り決勝への切符を手にした。
対する元NKBミドル級王者・田村は、強烈な右フックを武器にKOを量産するハードヒッター。19年にはNKBの「PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント」では3試合すべてにKO勝利し、圧倒的な強さで優勝する快挙を成し遂げた。昨年9月に日菜太から三日月蹴りでKO負けを喫するも、同12月の最終戦では、なんとヘビー級に挑み、大畠正士を相手に圧勝している。今年3月のトーナメント準決勝では、6戦無敗の吉野友規とダウン応酬の激戦を繰り広げた末、2RにTKO勝利を奪い取った。
レベルス、KNOCK OUT参戦以来、75kg級の新設を訴え続けてきた松倉は「明日チャンピオンになることもそうですけど、KNOCK OUTを引っ張っていく、変えていくと本気で思っています。それを含め負けられない一戦」と、改めて団体の看板へ名乗りをあげる構えを見せる。
団体を変えたいという宣言の裏には「KNOCK OUTは他団体に比べ派手さや知名度が足りない」という思いがあるという松倉。辛辣な評価のように思えるが「僕も今年30歳。このベルトは終活じゃないですけど、僕にはまだ死に場所がないので、しっかりKNOCK OUTで骨を埋めるじゃないですが、しっかりベルトを巻きたいという思いがあります」と、自らのキャリアの終焉の地としてKNOCK OUTのベルトを巻きたいという思いがあるという。
もう一つ、強い団体とベルトへの思いには後輩へのメッセージがあるという。「格闘技はいろいろな人に出会えるし、お金も含めて夢があるスポーツ。KNOCK OUTでベルトをとったらいい生活になるよという姿を見せていきたい」と、後に続く後輩に奮起を促すためにも、ベルトは不可欠な存在であるとした。
最後に松倉は「デカイことを言いましたが、明日の結果がすべてです。自分の言葉に嘘がないように、リング上でやるべきことをしっかりやろうと思いますので、みなさんに見届けて欲しいです」とファンへ勝利の瞬間の見届けを呼びかけた。
一方の田村は明日への意気込みを「明日は応援をお願いします」と、饒舌な松倉とは対象的に短くシンプルな言葉で語った。
ホームであるNKBではミドル級(72.575kg)の王者に輝いた田村だが、常に減量との戦いだったという。今回はKNOCK OUTスーパーミドル級は75kgという、これまでより2kgほど猶予がある階級。「ミドル級でやるときは減量を意識して練習していました。75kgは体重を気にせずに、練習していれば勝手に調整ができる。勝つことだけを意識していればいいと思えたので、気持ちは凄く楽」と、田村は精神的な解放を実感。ストレスなく試合に望めるコンディションで、決勝では真の姿を見せることを約束した。
<計量結果>
▼第7試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R・延長1R
松倉信太郎(TRY HARD GYM) →75.0kg
vs
田村聖(拳心館) →74.8kg
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