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【NJKF】波賀宙也がムエタイ地獄にはまり王座陥落、ペットングが新王者に=6.5

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2022/06/05(日)UP

ルイを判定で下して新王者となったザ・スター・シッチョー

▼ダブルメインイベントⅠ S1レディース世界スーパーフライ級王座決定戦 2分5R
●ルイ(クラミツムエタイジム/S1レディースJAPANスーパーフライ級王者)
判定0-3 48-49、46-50、48-50
〇ザ・スター・シッチョー(シッチョージム/元WPMF世界アトム級王者)
※シッチョーが新王者に。

シッチョー(左)はミドルキックでポイントを重ねる

 ダブルメインイベントIでは、S1レディースJAPANスーパーフライ級王者ルイが、S1レディース世界スーパーフライ級王座決定戦(2分5R)に臨む。相手は元WPMF世界アトム級王者のザ・スター・シッチョーだ。

 ルイは父親が香港出身で、自身も17歳まで香港に在住。日本に来ると念願の格闘技を始め、恵まれた身体能力を武器に21年3月までは5戦5勝(3KO)の快進撃を続ける。しかし、昨年3月にKAEDEと対戦して初黒星を喫した。その後は2連勝し、11月にスックワンキーントーン2階級王者のKOKOZとS1レディースJAPANスーパーフライ級王座を争い勝利、戴冠した。今年4月にはスックワンキントーン女子スーパーフライ級王座をKOKOZと再び争う予定だったが、KOKOZの怪我で不戦勝、2つめのベルトを手にしている。

 対するシッチョーは、ムエタイ王者を何人も排出するタイの名門シッチョー(シットヨートン)ジムのファイター。階級下のアトム級での世界王座経験を持つ。今年2月には☆SAHO☆と[S1レディース世界バンタム級王座決定戦]で対戦予定だったが、新型コロナウイルスの影響で来日出来ず、試合は流れていた。

 1R、ルイは前蹴りで突き放し、右ローキックを決めていく。シッチョーはミドルキック、ローキックを返す。蹴り合いが続き、ルイの蹴りがやや決まる印象はあったが、シッチョーが前蹴りでバランスを崩させる場面もあった。

ルイ(左)は意地を見せたが、ポイントを奪われてしまった

 2R、ルイが仕掛けて、シッチョーが返す展開となる。ルイは前蹴りからパンチで前へ行き、首相撲からのヒザ蹴りを見舞う。シッチョーは押されながらも蹴りを返して、ポイントを取り返す。大きな差がなくラウンド終了。

 3R、このラウンドが勝負所となったのか、互いに激しくミドルキックを蹴り合う。ルイは蹴りからパンチにつなげる攻撃で優位に立つ。シッチョーもミドルキックを決めて意地を見せた。

シッチョーの判定勝ち

 4R、ルイは蹴りからパンチにつなげる攻撃を増やしていく。押されたシッチョーは、首相撲からのヒザ蹴りで対抗する。それでもルイは前へ出てパンチ連打。シッチョーはヒザ蹴りを返して、セコンドが手を挙げて喜んだ。

 5R、ルイは前へ出てパンチ。シッチョーは組みついて、首相撲からのヒザ蹴りで振り回す。ルイは前へ出てパンチ。シッチョーはミドルキックから首相撲の展開で優位に立つ。判定勝負となり、3-0でシッチョーが王座を手に入れた。


洋輔が王座防衛に成功した

▼ダブルセミファイナルⅡ NJKFウェルター級タイトルマッチ 3分5R
〇洋輔YAMATO(大和ジム/NJKFウェルター級王者)
TKO 5R 027 ※レフェリーストップ
●野津良太(E.S.G/NJKFウェルター級1位)
※洋輔は王座防衛に成功。

 ダブルセミファイナルⅡではNJKFウェルター級タイトルマッチが組まれ、洋輔YAMATOがタイトル防衛に臨む。対するは、野津良太だ。

ミドルキックで洋輔(右)の腕を潰しにいく野津(左)

 洋輔は、少年院に入るほどの不良だったがキックボクシングと出会い更生。かつてK-1でベルトを巻き、RIZINにも参戦した大和哲也を擁する名古屋の名門・大和ジムで練習を積み、NJKFウェルター級王者となった。今年3月にはRIZINのリングで憂也と対戦してTKO負けを喫した。

 対する野津はNJKFを主戦場とし、J-NETWORK、BOMなど数々のリングに出場。ヒジ、ヒザを武器にアグレッシブなファイトを見せる。20年9月の新日本キックでは、高橋亨汰にカットを奪われ無念のTKO負け。昨年1月はモトヤスックにTKO負けを喫した。今年4月にはカズ・ジャンジラに判定負け。タイトル戦を巻き返したいところだ。

 1R、洋輔はプレッシャーをかけながらカーフキックを入れていく。野津はハイキックやカウンターのパンチを返すが、下がりながらの攻撃となってしまう。カーフキックでバランスを崩す野津。洋輔がペースを掴んだ。

洋輔はカーフキックでダウンを奪った

 2R、ここでも洋輔は、いきなりカーフキックを連発。バランスを崩す野津。このまま押し切るかと思われたが、野津は蹴られた足でハイキックを放ち反撃に出る。洋輔は右ストレートを狙いながらカーフキック。ここも洋輔のラウンドか。

 3R、洋輔はカーフを連発するが、野津も同じ技で返す。ローキック合戦になると、野津のカーフで洋輔がバランスを崩す場面も。洋輔はカーフとパンチで押し切りたいも、野津が的確にミドルキックを返し、ここは互角の展開となる。

自力で立ち上がれなくなった野津

 4R、洋輔はカーフキック。野津もカーフキックを蹴り返す。プレッシャーをかけながら雄介は、首相撲の展開に持ち込む。ヒザ、ヒジを入れる洋輔。ここで偶然のバッティングで野津が眉間より出血。ドクターチェック後、試合再開。洋輔がカーフキックを入れると、バランスを崩す野津。攻撃した際にバランスを崩した野津は、すぐに立ち上がれなかったためにダウンを宣告されてしまう。立ち上がると、ラウンドが終了した。

洋輔が子どもたちと記念撮影

 5R、野津は蹴りを出すが、カーフが効いているのかバランスを崩して倒れてしまう。レフェリーはダウンを宣告。立ち上がった野津に、洋輔はローキック。これで野津は倒れてしまい、レフェリーは試合をストップ。洋輔が王座防衛に成功した。

 洋輔は「思ったよりダメでしたね。勝てて嬉しい、ホッとしています。防衛にしたので、WBCムエタイ王座もよろしくお願いします」とアピールした。

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