【NJKF】波賀宙也が激闘系タイ人相手に防衛戦「こっちの穴を突かれないよう、相手の穴を突きたい」=6.5
2022年6月5日(日)に東京・後楽園ホールで開催される『NJKF 2022 2nd』のダブルメインイベントⅡで対戦する波賀宙也 (立川KBA)とペットング・ゲッソンリット(ゲッソンリット)のインタビューが主催者より届いた。
波賀はWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座など数々の王座を獲得すると、19年9月に念願のIBF世界王座を獲得した。その後20年2月にTKO勝利するも、昨年9月には大田拓真に判定負け、11月には元MAXムエタイ55kg級王者クン・ナムイサンとドローと、ここ2戦は白星を挙げられていない。
試合が近づく中、しっかり勝つための練習ができているという。対戦相手のペットングに対しては、ジップヌン・スタジアム認定フェザー級王者で1階級上ということもあり「体は大きくてパワーはあるのかなと思うし、気持ちは強そうです」と評する。
試合動画もチェックし「激しいタイプですけどまだ若いので(17歳)、結構雑なんです。ベテランの選手になってくると動きが洗練されてきちゃうんですけど、そこがまだ10代なので穴はいっぱいあるのかなと思います。だから逆にこっちの穴を突かれないよう、相手の穴を突きたいです」と作戦を練る。
「自分がサウスポーで今回は左vs左になるので、自分が当てたい立ち位置にいると相手も当てられる立ち位置にいることになって、いわば立ち位置の関係性が同じになります。だからそこのタイミング、足の角度といった細かいところが結構重要なのかなと思ってます」と分析。
タイ人選手のサウスポー相手はやりやすいという波賀。「これは自分が右利きだというのもあると思います。サウスポーは右が前手になって距離を取りますが、そこで自分は右の蹴りもパンチも使えるので、やりやすいのかもしれないです」と試合相性は良さそうだ。
サウスポー同士の試合では、オーソドックスの相手と戦う以上に立ち位置を気にするという。「今回はベルトを守らないといけないし、下手に飛び込んでもらったりするのが一番怖いので、1Rから徐々に効かせて、“もらわずに当てる”っていうのをメインにやっていこうと思ってます」と慎重さも見せる。
最後に波賀は「やっぱり世界戦は精神的重圧もすごいし、 周りの協力もないとできないので、前回(19年9月のIBF世界王座決定戦)も本当に最後のつもりでやりました。応援してくれる人がいるし、防衛して結果で恩返ししたいと思います。しっかりポイントを獲るのも重要ですし、倒せるチャンスがあったらやっぱり倒したいです」と意気込んだ。
■ペットング・ゲッソンリットのインタビュー「波賀は自分がこれまで戦ってきた中で最も強い対戦相手の一人」
波賀宙也との対戦が決まったペットングは12歳でムエタイを始め、パンチと左の蹴りが得意で、タイの国技であるムエタイに誇りを持つ戦士だ。
「日本は美しく、人々が規律正しい、食べ物が美味しい国だと思っているので、行くことができとても嬉しいです」と心境を語る。
前戦は負けてしまったが、ファンからは「今年一番の激戦だった」と評価され、闘志は落ちていないという。対戦相手の波賀については「自分がこれまで戦ってきた中で最も強い対戦相手の一人だと思います。試合を見ましたが攻撃が速く、最後まで諦めずに戦うのが印象的です。蹴りが上手いのでそれに気をつけ、自分が得意とする左のパンチとキックをたくさん出して戦おうと思います」と、やる気十分だ。
最後にペットングは「得られたチャンスを活かして、自分も楽しんで戦います。最後まで諦めず、激しいファイトをお見せします。忘れられない試合をしますので目を離さずご覧ください。勝ってタイにベルトを持ち帰ります」とファンにメッセージを送った。
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