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【NJKF】国崇、アゴ骨折からの復帰戦で逆転TKO勝利!佐藤亮から3度ダウン奪う

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2024/05/04(土)UP

国崇がTKO勝利

NJKF拳之会主催興行「NJKF 2024 west 2nd」
2024年4月21日(日)岡山コンベンションセンター・コンベンションホール

▼第10試合 メインイベントⅡ NJKF59kg契約 3分5R ヒジあり
〇国崇 (NJKF拳之会) WKAムエタイ世界フェザー級王者
TKO 4R 2分57秒 ※3ノックダウン
●佐藤亮 (NJKF健心塾) NJKFスーパーフェザー級3位

 今大会のメインはエース・国崇の復帰戦。昨年、2度のダウンを奪われながらヒジで大逆転TKO勝利を収めた同所でのジェイソン・トラン戦でアゴを骨折。下アゴの骨が真っ二つになる重傷で10月大会も欠場を余儀なくされたが、晴れてリング復帰となった。

ダウンを奪われる国崇

 その相手となったのが、NJKFスーパーフェザー級3位の佐藤亮。国崇がNJKF内の選手と対戦するのは、2021年9月の前田浩喜戦以来2年半ぶり。しかも今回は一つ上の階級のタイトルマッチ経験者とあり、107戦目で1年ぶりの復帰戦とは思えない実力者との激突となった。

 1R、ジャブとローでの探り合いで始まった試合は、後半になるにつれて前に出て圧をかける国崇と、距離を取る佐藤という展開に。徐々にローを当て始めた国崇は、追いかけてローを入れる場面も。

 2Rには、ローやジャブ、ミドルで応戦してくる佐藤に、国崇は右クロスを当て、ヒジも見せる。後半はジャブをヒットするなど、パンチが当たり始めるが、得意の左ボディは少なめ。

 3Rになるとボディも当たり始め、突破口が見つかってきたかと思われた矢先、佐藤の左ヒジで国崇がダウン! 立ち上がった国崇は明らかに効いている様子で、佐藤は勝負をかけてロープに詰めるが、国崇はクリンチも使ってラッシュを逃れると、終盤にはバックヒジも繰り出す。このラウンド終了時のオープンスコアは、三者とも30-28で佐藤。

逆転勝利で渾身のガッツポーズ!

 窮地に追い込まれたかと思われた国崇だが、4Rに入ると大逆襲を開始。パンチの交錯の中で右ストレートを叩き込んで最初のダウンを奪うと、ほぼこれで勝負あったと見え、立て続けに右でダウンを奪い、最後も右で倒して勝利。1年前の同所での試合を彷彿とさせる逆転勝利に、渾身のガッツポーズを見せた。

 試合後のマイクでは「国崇と言えばピンチ。ピンチから生き返るのが国崇」と笑いを取りつつも、「まだまだこれからも頑張っていこうと思うので応援よろしくお願いします」と締めると、場内からは大きな拍手が巻き起こった。

▶︎次ページは第9試合〜第7試合

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