【ONE】秋元皓貴、元K-1王者ウェイ・ルイに悔しい判定負け、1年半ぶり復帰戦でアグレッシブに攻めるも
5月4日(土)タイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE Fight Night 22』のバンタム級キックボクシングマッチにて、元王者で同級1位の秋元皓貴(31=パワーオブドリーム)が元K-1王者のウェイ・ルイ(34=中国)に判定3-0で敗戦。1年半ぶりの復帰戦でアグレッシブな攻めが光ったが、白星を逃した。
【フォト】秋元のアグレッシブな攻め!強烈ミドル、ルイの顔を跳ね上げるパンチも
秋元は、JFKO第4回全日本優勝やWBCムエタイ日本フェザー級王者など、数々の実績を持つ天才ファイター。22年3月に当時の王者カピタンに完勝し王者に。同11月に防衛戦を行うも、ペッタノンに判定で敗れ王座陥落となった。今回は1年半ぶりの再起戦となる。
対するウェイ・ルイは初代K-1 WORLD GPライト級王者。17年2月の「K-1初代ライト級王座決定トーナメント」で王座を戴冠。K-1後は武林風などを中心に20連勝を飾っており、今回はONE初参戦となる。
1R、序盤からミドルを蹴り合う両者。スピーディーな攻防の中、ルイが自分の距離で戦うも、後半、秋元がアグレッシブに距離を詰めてパンチを振る場面も。
2R、序盤から一気に圧をかける秋元。秋元のノーモーションの右ストレートがルイの顔面を何度も捉らえる。巧みなディフェンスを誇るルイだが、秋元の圧力に押される印象。
3R、秋元の左フック、右ストレートでルイの顔面が跳ね上がる。秋元がミドル、ボディブローで攻撃を腹に集中させる。一方のルイは下がりながら的確に打ち返し。互いにダウンはなくタイムアップ。
判定は3-0でルイの勝利。ONE公式のジャッジペーパーによれば、ジャッジ1人は30-27でルイ、ジャッジ2名は2Rで秋元が取った29-28でルイに軍配。フルラウンドでアグレッシブに攻め続けヒット数が上と思われた秋元だったが、ジャッジはルイの各ラウンドで自分の距離を取りながらのゲームコントロールをとったか。放送の解説を務めたONE参戦の野杁正明は、アグレッシブに攻めた秋元の勝利とみていただけに困惑「倒さないとダメということでしょうか」と語った。
ONE Championship
『ONE Fight Night 22: Sundell vs. Diachkova』
2024年5月4日(土)タイ・バンコク ルンピニー・スタジアム
▼バンタム級 キックボクシング
●秋元皓貴(日本)
判定0-3
○ウェイ・ルイ(中国)
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