【Krush】小澤海斗、2度目の王座防衛へ「ぶっ倒す」
3月3日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.74』に出場する小澤海斗(K-1ジムEBISU 小比類巻道場)の公開練習が、2月20日(月)都内の所属ジムで行われた。小澤は中国キックの強豪ユン・チー(中国)の挑戦を受けて、2度目のKrush -58kgタイトル防衛戦に臨む。
シャドーボクシングの後に、2分間のミット打ちを披露した小澤。「追い込みも終盤に差し掛かって疲労がたまっていますが、相手をぶっ倒す気持ちを忘れないでやっています」との言葉通り、気合いの入った表情で鋭いパンチと蹴りを打ち込み、好調をアピールした。
「2016年はいろいろあったけれど、過去は気にしないで、もう前しか見ないようにしています。目の前の相手をぶっ倒すだけです」と心機一転を口にする小澤。
昨年はK-1を舞台に繰り広げた武尊との挑発合戦や乱闘騒ぎが話題を呼び、そのビッグマウスぶりや不敵な態度がクローズアップされた感が強い。しかし、Krushでは2月に神戸翔太を破って第2代Krush -58kg王座を獲得し、続く8月には大岩龍矢からの挑戦を退けて初防衛に成功。
さらに、11月のK-1初代フェザー級王座決定トーナメントでは、決勝でこそ武尊の返り討ちにあったが、1回戦でジョシュ・トナーを秒殺KO、続く準決勝でエリアス・マムーディを判定3-0で退けて勝ち抜くなど、ファイターとしても着実な成長ぶりを見せた。
そんな小澤に立ちはだかるチーは、中国のビッグマッチ『武林風』のキック部門で新人王に輝いた実績の持ち主。昨年6月のK-1デビュー戦では、第3代RISEスーパーフェザー級王者・小宮山工介からダウンを奪っての判定勝利。続く11月のK-1初代フェザー級王座決定トーナメントでは、1回戦で神戸翔太に圧倒TKO勝ち。準決勝で武尊に敗れたが、「正直、久しぶりに何回か効かされてしまいました」と武尊に言わしめたほどの攻撃力を誇っている。
チーの印象を尋ねられると、「中国人」と一言だけ返す小澤。詳細を求められると「パンチは神戸君を倒しているから、すごいなあとは思いますけど、全然問題ないです」と言う。また、攻略のヒントとして「大雑把に言うと“蹴り”を中心にやってきました。蹴りがポイントになってきます」と明かし、「自分の中では(勝利のイメージは)3パターンあります。そのうちのどれかで倒そうかなと思っています」と勝利に向けて自信を覗かせた。
後楽園ホールでの試合は約1年ぶりとなるが、「フィジカル、体力、パンチの威力、闘争心も、全部1年前とは違うので。上がっているところを見せたい」と意気込む小澤。「K-1の世界チャンピオン(の称号)が絶対に欲しいので、目の前の相手をひとり一人ぶっ倒していけば、辿り着けると思います」と、目標には昨年あと一歩のところで逃したK-1王座の獲得を見据える。
Krush -70kg王座はジョーダン・ピケオー(オランダ)、Krush女子王座はメロニー・ヘウへス(オランダ)と、外国人選手が勢いを増しつつあるKrush。中国人挑戦者チーを迎え撃つ小澤は、「勢いだったら俺の方があるし、外国人に渡すつもりは無い」と力強く答えた。
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