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【DEEP】王者・神龍誠が1年2ヶ月ぶりの復帰戦勝利、元修斗王者・福田龍彌を判定で下す

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2021/10/23(土)UP

元修斗王者・福田龍彌に判定勝利を収めた神龍誠

DEEP事務局
『DEEP 104 IMPACT ~20th Anniversary~』
20211023日(土)東京・後楽園ホール

▼第7試合 DEEPフライ級 5分3R
〇神龍誠(神龍ワールドジム)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-26
●福田龍彌(MIBURO)

ボディを当てる神龍

 神龍はレスリングをバックボーンに持ち、15歳でプロデビュー。2019年にDEEP史上最年少の18歳で暫定王者決定戦を制し王者となる。その後、第4代DEEPフライ級王者・和田竜光の王座返上により、第5代王者に昇格。
 昨年8月の『RIZIN.23』では第3代ZST王者・伊藤盛一郎からチョークスリーパーで一本勝ちした。その後神龍は地元・宮城でジムをオープンする準備のため試合から離れ、今回が1年2ヵ月ぶりの実戦となる。

 対する福田はサウスポーから繰り出す思いきりのよい打撃を持つ修斗からの刺客。昨年7月の修斗世界フライ級暫定王者決定戦で前田吉朗に勝利し暫定王者となった後、今年1月に第6代修斗世界フライ王者・扇久保博正のベルト返上を受け第7代正規王者となった。しかし7月の初防衛戦で平良達郎に敗れ王座から退いている。

バックスピンキックを当てる神龍

 1R、互いにサウスポー。神龍が低空タックルから胴体に上がり、足関節を狙うように福田の足元に潜り込む。しかし福田はこれを振りほどき、神龍をマットに寝かせて背中をつけさせる。ヒジを当てバックをうかがう福田だが、神龍はここで立ち上がる。そして右腕でギロチンを極め絞り上げるが、福田は足を越えてサイドにつく。だが、神龍も立ち上がり初回を終える。

 2R、福田のカーフキックに対し、神龍は右フック。神龍が組みついても福田はポジションを入れ替え金網に押し込む。だが、神龍は展開させず体を離す。そして右フックを当てて福田にラッシュ。しかし福田も左ボディフックを返し神龍の失速を呼ぶ。タックルに出る神龍だが福田はこれを切り、立ち上がった神龍の顔をヒザで襲う。やや動きが落ちたかの神龍。福田は神龍のパンチをブロックし、右・左とボディを打ち込む。神龍は低空タックルこそ切られるが、上体に上がってフロントスープレックスを放ち、上を取って終える。

上からパウンドを落とす神龍

 3R、福田のローにタックルを合わせた神龍だが切られ、さらに飛びついてのギロチンを狙うが、汗で滑ったか福田がすぐに頭を抜く。立ち上がる神龍だが、福田が金網に押し込む。神龍に金網際から逃れられてもボディブローを打ち込んだ福田だが、神龍が左ストレートで打ち抜きダウンを奪う。鉄槌連打で神龍が猛攻。福田はこの連打から逃れるが、神龍に絡まるように組まれ立ち上がれない。

 判定は29-28、30-27、30-26の3-0で神龍。ピンチもあったが乗り切り勝利した。

 マイクを持った神龍は「すごい変な試合しちゃって、申し訳ないですけど練習し直して世界に向けて戦えるように頑張りたいと思います。僕のスポンサーや応援してくれていたナカノさんっていう方が先日コロナウイルスで亡くなってしまいました。ダメな勝利でナカノさんに申し訳ないですけど、しっかり盛り上げて恩返ししていきたいと思います」と反省しつつ今後のさらなる活躍を恩人に誓った。

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