【DEEP】王者・伊澤星花、難敵パク・シウに判定勝利も、試合後に涙
DEEP事務局
『DEEP 104 IMPACT ~20th Anniversary~』
2021年10月23日(土)東京・後楽園ホール
▼第4試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R
〇伊澤星花(フリー)
判定3-0 ※28-27、29-26×2
●パク・シウ(KRAZY BEE)
伊澤はレスリングの全国中学生選手権で優勝し、高校2年の時に柔道でインターハイ3位、さらに相撲でも全日本女子相撲選手権準優勝と数々の格闘技で成績を残してきた。そして昨年6月からMMAを始めると、同年10月にプロデビューし、今年6月にプロ3戦目にしてDEEP JEWELSストロー級王者となった。
対するパクはハム・ソヒと同じTEAM MADにかつて所属し「ハム・ソヒの妹分」として知られたストライカー(現在の所属はKRAZY BEE)。日本国内では18年5月に沙弥子に判定負けを喫したが、同年8月に富松恵美に判定勝利、その翌年12月には青野ひかるにKO勝ちしている。前戦は今年6月のDEEP JEWELSアトム級GP(47.6㎏)準決勝で、かつて判定勝利した大島沙緒里と再戦し1R腕十字で一本負け。所属をKRAZY BEEに移し、新天地で再起を図る。
1R、伊澤はストレートを放って出て、パクのカーフをもらうがタックルでテイクダウン。だがここはパクが金網を背に立ち上がる。伊澤は左右ストレートにタックルを織り交ぜ再びテイクダウン。パクはしかし下からの蹴り上げで距離を作って立ち上がる。
伊澤は積極的にジャブを突き、パクの右クロス、カーフキックを浴びるがタックルでケージに押し込む。だがここはパクが切って体を離す。サウスポーから三日月蹴りを放つパク。
2R、伊澤はパクを打ち合いに呼び込み、組みついて金網に押し込む。パクのサイド、バックについた伊澤はそこからアームロックを仕掛けつつテイクダウンを狙うが滑って抜け、グラウンドで仰向けとなる。ここでパクの放った蹴りが伊澤の顔に入ってしまい、これは反則にあたり伊澤の回復が待たれる。
パクの反則に減点が与えられ再開。パクは前に出て右ストレートを当て、伊澤は一瞬崩れて膝をつく。一気に前に出た伊澤は抱きつき小外でテイクダウン。しかし倒れ際でパクが伊澤を下にし、そこから立って伊澤も立たせる。伊澤が胴タックルで組みついてもパクは押して体を離す。
3R開始直後、右目に腫れの見られる伊澤にドクターチェックが実施されるが再開。
パクは構えを左右にスイッチして対峙し、左フックをヒット。伊澤はタックルで前進するが、パクはこらえて倒されない。マットに膝をつかされてもパクはすぐ立ち上がる。足を掛けてテイクダウンに成功する伊澤だが、パクは下から蹴り足を飛ばして抵抗する。立ち上がったパクを伊澤は逃さず組みつきテイクダウンせんとするが、パクはこらえ切る。伊澤は再度組みつき大内刈りで尻もちをつかせるが、パクはすぐ立ち上がる。
判定は28-27、29-26、29-26の3-0で伊澤。勝利するも涙を見せ笑顔はなかった。
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