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【新極真・世界大会】初日に世界2位マズールを全日本”高校生”王者が破る大金星!日本王座の死守へ大きな一歩=15日決勝

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2023/10/14(土)UP

怒涛の連打で前回の世界2位・マズールを高校生王者・遠田竜司が破る大金星

 フルコンタクト空手の“体重無差別”『第13回全世界空手道選手権大会』(新極真会主催)の初日が10月14日(土)東京体育館で行われ、優勝候補の波乱といえば、男子では前回(19年)世界大会2位のマシエ・マズール(32=ポーランド)が全日本高校生王者・遠田竜司(17)に破れる大波乱。女子では新極真の全日本で3度の優勝を果たした久保田千尋(26)が日本の漢 藍理(20)に敗退するなど若手が大活躍した。

【世界大会】男子トーナメント 勝ち上がり表

 初日はレベルの差もあり、技あり(3秒以内のダウン)、また一本(3秒以上のダウン、KO)も多かった。

技ありを奪うなど圧勝で勝ち上がった優勝候補のエヴェンタス(リトアニア)

 今大会の優勝候補で昨年の世界ウェイト制重量級優勝のエヴェンタス・グザウスカス(28=リトアニア)がパワフルな突きで技ありを含む勝利、日本人では全日本王者・入来建武と競り合ってきた後藤裕太(24)が190cmの身長を生かし、カナダ選手を顔面へのヒザ蹴りによる秒殺一本勝ち。前回世界大会3位の加藤大喜(31)は飛び後ろ回し蹴りで相手をマットに沈め一本勝ちするなど、会場を大いに沸かせた。

 世界大会2位のマズールは初戦でボディへのヒザ蹴りで豪快な一本勝ちを飾ったが、3回戦では今年の全日本高校生重量級王者・遠田に後半、遠田の怒涛のラッシュ攻撃の前に押され判定負け。遠田は大金星を上げた。

日本のエース入来はしっかり技を効かせ勝ち上がった

 日本の優勝候補は昨年の全日本王者、現在全日本3連覇中の入来建武だ。この試合を前に入来を教える父・武久師範に話を聞くと「建武はこれまでにない仕上がりで絶好調、アクシデントがなければ優勝できる。怖いのはトーナメントで勝ち上がる中での怪我」と言っており、過去にトーナメント中の膝の怪我が原因で負けた経験もある。
 そのため、入来の初戦はパワーでパンチとヒザ、強烈なローキックで相手を圧倒するも無理して一本を狙わず、大差の判定5-0で勝利。明日15日の活躍に期待される。

女子では身長184cm・体重80kgのブリジタが優勝候補

 女子は優勝候補で昨年の世界ウェイト制重量級を制した身長184cm・体重80kgのブリジタ・グスタイタイテ(29=リトアニア)がパワフルに戦いベスト8に駒を進め、日本女子では全日本王者・鈴木未紘(18)、”高速パンチ女子”目代結菜(20)らもベスト8に勝ち上がった。

 試合後の囲み会見で新極真会の緑健児代表は、初日の戦いについて男子の海外の優勝候補のエヴェンタスやジマンタス、建武などの圧倒的強さに触れたが「マズールに遠田選手が勝ったのにはビックリ。こういう経験をするともっと強くなる。明日の試合が楽しみ」と期待。

女子高生で現全日本女子王者・鈴木未紘が加藤小也香との新旧全日本女王対決を制した

 また女子では全日本3度優勝の久保田に日本の漢藍理が勝利したことに「漢選手は勢いがありました」と評価。そして「今回、男女とも型では優勝できた(男子:渡辺大士、女子:田中利奈)。明日チームワークで日本が組手でも男女ダブル優勝してほしい」と日本王座の死守を願った。

 これまで男子はこの体重無差別の世界大会は海外に王座を渡したことがない。昨年の世界ウェイト制大会の重量級では男女共に海外選手に奪われているだけに今回の大会は日本王座最大の危機が叫ばれる。決勝日の明日15日、果たしてどのような結果となるのか。

☆【世界大会】男子トーナメント 勝ち上がり表

☆【世界大会】女子トーナメント 勝ち上がり表

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