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【スックワンキントーン】石井一成が豪快KO勝利で再起、小嶋はIBFのベルトを逃す

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2019/11/13(水)UP

小嶋(左)は軽快なリズムで次々と攻撃をヒット、ペースを握ったかに見えた

▼第6試合 セミファイナル IBFムエタイ世界スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
○ペットタイランド・ヨードムエポンラット(タイ/WBCムエタイ世界スーパーフライ級王者)
判定3-0 ※49-47、49-48、49-48
●小嶋・Nor.Naksin(小嶋勇貴/ノーナクシンムエタイジム東京/WPMF日本・ルンピニージャパンバンタム級王者)

 小嶋の右ローをつかみ、ペットタイランドが右ハイを返す派手な展開からスタート。両者前蹴り、右ローでけん制し合う中、1R終盤から小嶋の強い右ローが快音を響かせる。2Rに入るとペットタイランドがプレッシャーを強め、左前蹴り・ミドルで前進するが、小嶋は足を使い距離を保ち右ローを返す。首相撲の展開も主導権を奪い合いながら互角の展開。

手数こそ譲るものの威力のある攻撃を見せたのはペットタイランド(左)

 3Rは小嶋が左右ミドル・ローをリズミカルにヒットさせると、ペットタイランドも反撃で重い右ミドルを返す。手数はやや小嶋が上か。4Rにはペットタイランドがプレッシャーを強め右ミドルを強打、組んでヒザを積極的に狙う。小嶋は軽いが速い左右ローをテンポよく返し、ラウンド終盤にはペットタイランドの入り際に右フックをクリーンヒット。威力ではペットタイランド、手数では小嶋が上回る。

 最終ラウンドも両者手を緩めず、離れれば右ミドルを打ち合い、組めばヒザを交換。終了のゴングまで打ち合いを続けたまま試合終了。一進一退の攻防の結果は、ジャッジ三者がペットタイランドの勝利を支持。ペットタイランドがWBCに続きIBFの世界のベルトを腰に巻いた。


44ユウの左ボディを受けたペップートーンは崩れ落ち立ち上がることはできなかった

▼第5試合 チョンロン・ムエサイアム認定スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
●ペップートーン・チャンノーイムエタイ(タイ/同級1位)
KO 1R1分57秒 ※左フック 
○44ユウ・ウォーワンチャイ(しーしっぷしー/リバイバルジム/同級5位)

静かな立ち上がりの中、44ユウはリズミカルに右の蹴りを繰り出す

 どっしりと構えたペップートーンへ44ユウが速い左ジャブ、右ローを打ち込む。静かな展開のまま進む中、44ユウが飛び込んで左ボディをクリーンヒット。44ユウが離れたタイミングでペップートーンが苦悶の表情を浮かべながら座り込むようにダウン。一度は立ち上がろうとしたが、ダメージが大きく再度座り込んだところでレフェリーがストップ。44ユウが衝撃の一撃KOでチョンロン・ムエサイアムのタイトルを奪取した。

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