【海外ムエタイ】44・ユウがラジャダムナンでTKO勝利、パンチのコンビネーション活かす
『スックワンギントン』
2019年7月21日(日・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第4試合 123P契約
〇ユウ・ウォーワンチャイ(44・ユウ/REVAIVAL-GYM/スック・ワンキントーン スーパーバンタム級王者、元MuayThaiOpenバンタム級王者)
TKO 4R
●ガンペン・ワンパイリン
2019年7月21日、ウォーワンチャイプロモーションより、44・ユウ(REVAIVAL-GYM)がタイ・ラジャダムナンスタジアムに出場した。
44・ユウは破壊力満点の打撃が武器で、これまでにタイで3戦2勝1KOという戦績だ。今回はラジャダムナンスタジアム4戦目。スックワンギントン興行への出場も定期化してきており期待を集める存在となってきている。
本来は同興行に松井蓮汰(TEAM MUSOU)も出場を予定し、タイ・エクシンディコンジムで強化合宿中だったが、数日前からの頭痛や吐き気などの体調不良が発生し、やむをえなく出場を断念した。
44・ユウのラジャダムナン4戦目の相手はナコンラチャシマー県出身の17歳、戦績50戦のコンペン・ワンパイリンだ。
試合は初回と2ラウンド、ローキックでの探り合いからはじまるが、コンペンの警戒心が強く両者の打撃が交差する事はなかった。
試合に動きがあったのは3ラウンドからだった。
それまでより若干距離が詰まると、44・ユウはパンチとローのコンビネーションで前に出る。コンペンはそこにミドルキックを合わせる。
コンペンは44・ユウの強打を恐れてか、離れた距離からミドルキックで応戦。44・ユウはひたすら距離を詰めて追いまわす。
コンペンの動きは変則的で素早く、44・ユウはなかなかパンチを当てられずにいたが、このままコンペンの蹴りのペースが続けば判定になったときに確実に不利となるだろう。
だが第4ラウンドに入り、44・ユウ陣営のセコンドから「ボディーも打て。パンチを上下に散らせ!」という指示をもらうと、44・ユウは、パンチを上下に散らし始め、次第にコンペンの動きも鈍くなってゆく。
そこで44・ユウはさらに前進しコンペンをロープに追い詰めたところで、強烈な左ボディーフックを浴びせ、立て続けに強烈な右ストレートを決めた。
44・ユウの右ストレートを食らったコンペンはバッタリと倒れ込むようにダウン。一瞬で気を失うような危険な倒れ方だったため、レフリーはカウントシックスで試合をストップ。44・ユウの4RTKO勝利が決まった。
44・ユウのパンチは、当たれば一発で倒せる破壊力があるものの、テクニシャンファイターの多いタイでは不発に終わることも多いだろうが、今回はセコンドの言う事によく耳を傾け、上下に散らしたパンチを上手く活用したことは見事だった。
44・ユウはこれでラジャダムナン4戦3勝2KO勝利となる。
44・ユウから、勝利の声が届いている。
「今回はインファイターをイメージして闘いました。会長とパンチのコンビネーションを練習していたので、これで仕留められたのでうれしかったです。これからも、スックワンギントンのチャンピオンベルトの価値を上げつつ、日本で多くのチャンピオンベルトを巻ける様頑張ります。試合を組んでくれたギントン会長、チャイプロモーター、ジム会長、千代さん、リー先生、丸直興行様後援会の皆様、皆様の応援が支えになりました。今後ともよろしくお願いいたします。」
(Photo & Text Hiroshi Soda 早田寛)
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