【ムエタイ】石井一成がIBF世界タイトル獲得、元王者のタイ選手を悶絶KO葬
ノーナクシン東京
「SUK WAN KINGTHONG (スック・ワンキントーン)Go to Raja」
2019年6月12日(水)東京・後楽園ホール
▼メインイベント IBF世界フライ級タイトルマッチ 3分5R
●ペットタイランド・ヨードムエポンラット(元True4Uライトフライ級王者、元ムサイアムイーサンライトフライ級王者)
KO 3分06秒 ※右バックスピンキック
○石井一成(20=ウォーワンチャイプロモーション/KING OF KNOCKOUTフライ級王者、WPMF世界フライ級王者、元True4Uフライ級王者)
※石井が新王者に就く
石井はタイを主戦場とし、日本ではKNOCK OUTを主戦場にしている若手期待の選手。昨年12月のKING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント決勝戦では、大﨑一貴を判定で下して国内タイトルを初獲得した。さらに、今年2月にはWPMF世界フライ級タイトルマッチで王者をローキックで葬り去り初の世界タイトルを獲得した。今回はプロボクシングのIBFが認めたムエタイタイトル。石井は自身2つ目の世界タイトル獲得へ燃える。
1R、サウスポースタイルのペットタイランドに石井が鋭い左ジャブ、左右のフックから右ローと鋭いコンビネーション。ペットタイランドは、様子見だったが、2Rには前に出て、左ミドル中心に攻め始める。石井は左右のフックからの右ローを立て続けに繰り出しペットタイランドの足が流れるも、ペットタイランドは焦った様子を見せることはなく、ガードをしっかり固めて左右のミドルで対抗。
更に3R、ギアを上げたペットタイランドの左右ミドルキックが石井を下がらせる。それでも石井はパンチから右ローを徹底すると相手の動きは徐々に鈍くなり、強烈な左ボディブローで、表情を曇らせ後退させる。石井は、逃さずロープ際に詰めて右ヒジを何度も振りかざし、渾身のバックスピンキックをボディに突き刺すと、ペットタイランドがうずくまるようにしてダウン。そのまま起き上がることが出来ず石井のKO勝利となった。
勝利した石井は「今日はご来場ありがとうございました。皆さんのおかげで勝利することが出来ました。2つ目の世界のベルトを取れたので次の目標に向けて頑張っていきたいです。これからもよろしくお願いします」と力強く語った。
▼セミファイナル IBF世界バンタム級タイトルマッチ 3分5R
○ペットチャウリット・ソーチットパッタナー(WBCムエタイ世界バンタム級王者)
判定2-1 ※49-48、48-49、49-48
●小嶋勇貴(ノーナクシン東京/WPMF日本バンタム級王者、元ルンピニージャパンバンタム級王者、J-NETWORKバンタム級王者)※NFGから所属変更
※ペットチャウリットが王座防衛に成功
1R、ペットチャウリットがサウスポースタイルで左ローを走らせると、小嶋がすぐさま右ローを返す反応の早い攻防を展開。2Rにペットチャウリットの首相撲からの左ヒジがヒット、距離をとっては豪快な左ボディストレートと優勢に試合を進める。小嶋は攻撃を受けながらも笑みを浮かべて、ペットチャウリットの左ミドルに、右ローやミドルを合わせ反撃。
3R、ペットチャウリットの前進に小嶋の右のヒジが2度ヒットさせ反撃するもペットチャウリットは下がらない。4Rには小嶋は執拗に右ローを蹴り込んでいく。ペットチャウリットは左ミドルを返して、左ハイを狙うがこれは小嶋がしっかりガード。蹴りの数では互角だが、小嶋がコツコツローでダメージを蓄積させる。
5R、小嶋が前進し、積極的に左右のローから右ミドルまで繋ぎ、ペットチャウリットを後退させる。しかし、ペットチャウリットは下がりながらも上手く距離をとって淡々と左ミドルを返し、連打を許さなかった。後半ラウンドでは小嶋が手数を増やすも、判定2-1で惜敗、小嶋は王座を獲得に失敗した。
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