魔裟斗、吉成名高の3階級制覇に「もう無双状態」実現しなかった夢のカード嘆く
今月12日に『RWS JAPAN』(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)のラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級統一王座決定戦で、正規王者のプレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)からダウンを奪い、5R判定で圧勝しラジャダムナン3階級制覇を達成した吉成名高(エイワスポーツジム)。
リングサイドで観戦していた魔裟斗が、昨日13日に自身のYouTubeチャンネルで感想を語り、「今、名高は段々と階級を上げていて、このくらいの時に那須川天心もキックをやっていたら対戦もあり得たかもしれないね」と嘆いた。
魔裟斗は吉成の3階級制覇を振り返り、「1Rから行ったね。ボディ打ちで効いたなと思ったけど、カーフキックというかローキックで倒してダウンをとった。そして2Rはヒジ打ち合戦、3Rは足を使ってアウトボクシングになって、4Rはパンチを思い切り打って倒しにいった。5Rは流しにいったね。倒されなければ負けないので」と各ラウンドごとに分析した。
吉成は試合後の会見で「パンチで目が飛んだのが分かったので、倒しに行った。そしていいボディブローが入って倒せると思った」と1Rのダウンシーンを振り返っていたが、まさにそこが勝負所となった。顔面へのパンチ、ボディ、ローと3段階でダメージを与えてダウンを奪ったのは、さすがといえた。
魔裟斗は、「4Rが終わった時点で、プレーオプラーオがコーナーにもたれかかって“ダメだこりゃ”という顔をしていたよ。触われねえや。100回やっても、100回勝てねえやと思ったはず。技術、スピード、パワー、すべてのおいて名高が数段上回っていた」とコメントした。
そして魔裟斗は「今、名高は段々と階級を上げて今は52.1kg(契約体重は52.16kg)だけど、このくらいの時に天心も(キックを)やっていたら、53kgくらいのキャッチウエイトで対戦もあり得たかもしれないね。前は、まだ小さすぎたから。今やったら面白かっただろうね」と夢の対決が実現しなかったことを嘆いた。
吉成は、20年12月31日、RIZINの大晦日大会でムエタイの強豪をKOした直後、「試合をしてみたい選手がいて、その選手は来年キックボクシングを卒業しちゃうみたいです。僕がその前に勝つことで、自分がこれから引っ張っていくんだぞっていうのを見せたいと思っているので、これからも注目してください」と那須川天心への対戦要求を示唆した。
結局、体重の問題などが大きく実現には至らなかったが(当時は吉成が50.0kg、天心は55kgで試合をしていた)、いまだに嘆く声があるくらいの夢の対決だった。
魔裟斗は吉成の才能について「以前『魔裟斗チャンネル』に来てくれたことはあるけど、パンチはガツンと重く、動きは猫みたいに柔らかかった」と称賛し、今後の展開には「もう無双状態でしょ。この階級だと勝負が成立しないんじゃないの。タイだと強すぎる選手は上の階級の選手とキャッチウエイトで戦うけど、どうなるんだろうね」と上の階級への挑戦に期待をかけた。
現在、タイでは吉成と1階級上のラジャダムナンスタジアムバンタム級王者クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ)との対戦が浮上している。だが吉成は「相手が体重を落としてくれればですね。3ポンド(約1.36kg)は大きいですから」と慎重な態度を貫いていた。または、ONEへの出場も口にしていることから、吉成が親交のある武尊と同じ舞台で戦う日が来るのかもしれない。
▶次ページは、【フォト】吉成、猫のような動き、“強烈”パンチの瞬間
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