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【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈、居場所を探していた少女が”専業キックボクサー”になった覚悟を語る

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2019/08/02(金)UP

キックボクシング一本で生活していくことを決めた

 8月18日(日)東京・大田区総合体育館にて開催される『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』に出場するぱんちゃん璃奈(25=STRUGGLE)。

 7月26日発売の青年マンガ誌『ヤングアニマル』(白泉社)では水着グラビアが掲載されるなど、ビジュアルで注目されがちだが”強さ”への憧れは高く「男より強くなれると本気で思っていました。キックボクシングをはじめたきっかけの一つです」と語るぱんちゃん。
 ”ぱんちゃん”のリングネームの由来は、漫画『ドラゴンボール』の登場人物の一人で、主人公・悟空の孫娘の名前から。修行好きで、作中の武道大会では屈強な大男を一方的に倒すなどしている。

渾身のミドルキックで相手の動きを止める

「(ドラゴンボールの)ぱんちゃんはカッコいい。男であれ誰だって勝てる。私は地元の大阪で、変な人に遭う確率が多かったんです。外を歩いていると声をかけられ、無視すると唾をかけられたり。力の差でそういうことをされることがあったので、超ムカついてました。だから強さに憧れました。あんなふうに、圧倒的に強くなりたい」と言う。

 10代後半、何をしていいか自暴自棄になっていたというぱんちゃん。中学と、高校時代の初めは、部活の水泳と陸上に明け暮れていた。「運動しかとりえがない、それしかすることがないと中学の時にわかっていました」という。しかし疲労骨折してしまい、部活を退部した。「運動が出来ないと、自分の価値が無いと思っちゃって。学校へ行けなくなってしまったんです。学校にいても怖くなって、授業中もすぐ抜けてしまったり。高校は中退しましたが、不良になったというより、居場所を探していた感じです」

 家に居ると親に怒られる。家にも帰れず学校にも行けず、駅のトイレで一晩過ごしたこともあったという。退学後はアルバイトをしながら「フラフラしていた」が、21歳の時に上京、23歳になる一月前に、キックボクシングに出会った。

 デビュー当初から”美女キックボクサー”として注目されたぱんちゃんだが、強さを求めて始めたキックボクシングで、”可愛い” ”美貌”と取り上げられ、違和感は無いのだろうか。
「親には可愛い可愛いと育ててもらって、自撮りすることも昔から多かった。取り上げてもらえることも、嬉しい気持ちのほうが大きいです。ただ、そっちを見てもらうより強さを見てもらわないといけないので、実力を自分で追いつこうと思っています」と語る。

 持てはやされるリスクも織り込み済みだ。「負けた瞬間に批判されるかもしれない、それはわかった上でやっているので。ただ本気でやってることには変わりない」と”プロ”としての覚悟は出来ている。

 今回の試合から、今までやっていたバイトを辞めキックボクシング一本で生活することを決めた。「取り上げてもらうとファンが増え、スポンサーがついて、私の生活にも繋がってくる。より良い練習をするために、(練習環境に)お金ももっとかけたい。それを、さらに強さに変えたい」とハングリーだ。

師匠は三冠王・鈴木秀明氏(左)

「”ぱんちゃん璃奈”というブランドで稼ぎたいです。普通の仕事で稼ぐのではなく、キックボクサーとして稼ぎたい。試合だけで見せるのではなく、日々のプライベートであったりメディアであったり。”女子格闘家でもこんなに注目されるんだ”となったら夢があるじゃないですか。ボクシングとか、レスリングとか柔道とか、女子も取り上げられています。でも女子キックボクサーだとまだいない。週5で働いてだと、練習にも専念できないと思うんです。皆んな、あんなにリスク背負って戦っているのに」。キックボクシングで生きてゆくと決めたぱんちゃん。これからの一戦一戦が、夢への実現に向けた試練となる。

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