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【BOM】梅野源治がキヨソンセンに完勝しリベンジ果たす、石井一成がボディ攻め鮮烈KO勝利=4.11第2部

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2021/04/11(日)UP

大﨑が先輩・カイトを下しBOM王座を獲得

▼第10試合 BOM バンタム級(53.52kg)王座決定トーナメント 決勝戦3分5R(延長なし)(肘あり)
●カイト・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ プロモーション)
判定0-3 ※48-49、48-49、47-49
○大崎 孔稀(大石ジム)

大﨑は鋭い左ジャブから展開するコンビネーションでカイトを攻め立てる

 カイト(福田海斗)はムエタイの本場・タイのリングで活躍を続け、現在はラジャダムナンスタジアム バンタム級のランカーとなっている。元WPMF世界フライ級王者の他、プロムエタイ協会や、テレビマッチのTrue4Uの2階級でもベルトを巻いている一流ファイター。昨年10月のトーナメント1回戦ではユット・ZERO(ZERO)からカットを奪い、3RTKO勝利で決勝へ進出した。

 対する大﨑は名古屋が誇る大﨑兄弟の弟。強烈なパンチと緻密なテクニックを併せ持ち、WMCスーパーフライ級、J-NETWORKスーパーフライ級と2本のベルトを手にしている。昨年12月にサンチャイ・TEPPEN GYM(TEPPEN GYM)を下し、トーナメント決勝への切符を手にした。

大﨑のパンチを被弾し続けたカイトの顔は赤く腫れ上がる

 1R、両者ジャブ、左右ローで様子を見る静かな立ち上がり。大﨑が左ハイキックを浅く当てるがダメージはない模様。カイトはラウンド終了直前に組みヒザを仕掛ける。オープンジャッジは3者ともイーブン。

 2R、大﨑がギアを上げ、速い左ジャブから右ボディストレート、強い右ロー。カイトから組みに行くが、大﨑が2度カイトをこかす。カイトはガードを固め前進。大﨑の左前蹴りをつかみ右ヒジを叩きつける。オープンジャッジは1者が大﨑。

 3R、カイトが距離を詰め組みヒザ。密着してヒジを見せる。大﨑は鋭いジャブで距離を測り、狙い澄ました左ボディ。カイトが近づけば、タイミングを合わせて左縦ヒジも突き出す。オープンジャッジは全ジャッジドロー。

 4R、大﨑が左ジャブを起点に右ボディストレート、右フックとパンチのコンビネーション。カイトは前進し首相撲へ。大﨑の左側から組み付きヒザを突き上げる。大﨑も悪い体勢ながらヒザを返す。至近距離でカイトはヒジを振るが、大﨑はガードを固めクリーンヒットを許さず。

ベルトを巻いた大﨑は「ムエタイでもキックでもトップを証明」と意気込みを見せた

 5R、圧力をかけるカイトへ、大﨑は左ジャブから右ストレートを上下に散らす。カイトの出鼻には左ローを合わせストップ。カイトは強引に前進し首相撲。ヒザを突き上げ、左右のヒジを叩きつける。大﨑もポジションを細かく変えながら首相撲に応戦。飛び跳ねるように突き上げるヒザでカイトに対抗するまま試合終了のゴングが鳴り響いた。

 ジャッジは3者とも大﨑の勝利を支持。大﨑がムエタイの大先輩であるカイトを下し、BOMバンタム級のベルトを腰に巻いた。

 ベルトを巻いた大﨑は「中学生の頃から一緒に練習してて、ずっとタイの第一線で戦っていた福田海斗選手が相手でずっと不安だった。試合が決まってから、会長を始め先輩やお兄ちゃんたちにアドバイスをもらって、みんなで勝てた。僕一人じゃなくてジムのみんなで勝ち取ったベルト。これからもムエタイでもキックでもトップを証明します」と力強いマイクを残した。

▶︎次ページは、柿沼慶 vs プライチュンポン戦

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