【BOM】伊藤紗弥が計量パス「今までとは違う私を期待してください」
11月26日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールで開催される『Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern×Shimizu presents BOM 45』の前日計量が25日(土)神奈川・横浜にあるエイワスポーツジムにて行われた。
第2部のメインイベント、女子アトム級(46.26kg)で対戦する伊藤紗弥(尚武会)は45.8kg、ミンタ・ノー アヌワッジム(タイ)は44.9kgで計量をクリアー、あとは試合のゴングを待つのみとなった。
伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得するなど、幼少期から注目を集める。WPMF、WMC、WBCムエタイと女子世界王座の3冠を達成し、22年5月にはIPCC世界女子アトム級王者となって世界4冠王に輝いた。今年5月にはWBCムエタイ世界ライトフライ王座の“ダイアモンドベルト”を懸け、キム・タウンセンドと対戦したが敗れている。
試合に向けて伊藤は「いつも通りバッチリ仕上げてきました」といい、タイ東北地方48kg王者の肩書きを持つ対戦相手ミンタに関しては「あまり情報がなかったのですが、フィームータイプで結構距離を取ってくる選手だと聞きました」と警戒する。
前戦となった9月のRWSでモンクッペット・カオラックムエタイジムに判定負けした結果を受け、伊藤は「戦い方を変えなきゃいけないと感じ、今井会長と話し合ってパンチを凄く頑張ったのでパンチでも攻めて倒せたらと思います」とパンチの強化をしてきたと明かす。
「前回のRWSは2分3R制のオープンスコアでどちらかに優劣が付きます。長身の選手と蹴り合いになると蹴り勝てなかったり、1Rにポイントを取られて2、3Rで逃げられたら巻き返せないなと。トップの選手に今までの戦い方では勝てないと感じ、倒すパンチの強化の必要性を感じました。パンチがあると色んな展開も作れます」
ファイトスタイルも一新したといい、「美しいムエタイを魅せるのはもちろんですが、ポイントを取ることは考えず、攻めるアグレッシブな私を見せたい。1Rから倒す気持ちを前面に出していくので、今までとは違う私を期待してください」と進化した“伊藤紗弥”を見せたいとする。
今回の一戦は12月22日にタイ・ラジャダムナンスタジアム興行への出場を懸けたRoad to Rajadamnern認定試合として行われ、今後、ラジャダムナンスタジアムの女子王座が制定されることも決定しており(女子王座の階級は未定)、伊藤は「私の階級はまだ王座は制定されないようですが、制定される時のためにも勝っていかないとランキングにも入れないので必ず勝ちます」と必勝宣言した。
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