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【海外MMA】一体何が起きた!?死角から空手“内回し蹴り”で一撃KO!耳下狙う超高等テクニック

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2021/11/30(火)UP

死角から空手“内回し蹴り”で一撃KO!(AMC(AMC公式YouTubeチャンネル映像より)

 11月28日(日本時間)にロシア・コミ共和国・シクティフカルで開催された総合格闘技イベントAMC Fight Nights 106』で、空手の“内回し蹴り”で相手の耳下狙う超高等テクニックのKO劇が起きた。
 劇的なKO勝利を飾ったのは、シャラプディン・マゴメドフ(27=ロシア)。ミドル級ワンマッチのジョエル・ドス・サントス(29=ブラジル)との対戦だった。

【動画】マゴメドフの“内回し蹴り”一撃KO!かかとで急所の右下をピンポイント狙い

 マゴメドフはプロMMA6戦全勝の期待のロシア新鋭。今年7月からAMC参戦し、2戦連続の初回KO勝利を飾っている。
 対するドス・サントスは柔術黒帯を持つMMA14勝5敗の実力者。現在2戦連続一本勝ちと波に乗っており、今回がAMC初参戦となる。

 試合は1R、プレッシャーをかけるマゴメドフがローキック、ヒザ蹴りでダメージを与え、グラウンド展開に持ち込みたいドス・サントスのテイクダウンを許さない。
 2R開始すぐ、マゴメドフがドス・サントスの胸元にサイドキックを放って牽制すると、続け様に空手の上段内回し蹴り!死角から飛んできた一撃にドス・サントスは崩れながらダウン。レフェリーがすぐに試合を止めた。

 マゴメドフの蹴りは、その踵(かかと)をドス・サントスの左耳下にピンポイントで当てるというもの。急所となる、耳下(裏)にある三半規管に衝撃を与え、相手の平衡感覚を狂わせる、まさに“アンダー・ジ・イヤー”の一撃だった。

 “アンダー・ジ・イヤー”は、ボクシングのフック系の高等技術として見られる技だが、これを足技でやるのは超ハイレベル。公開された映像には、「美しすぎる超高等テクニック」「相手は一体何が起きたか、分からなかったはず」と、称賛と驚きの声が寄せられた。

 2R13秒の劇的KO勝利を飾ったマゴメドフは、これでMMAキャリア無傷の7連勝を決めた。

【勝者 選手データ】(2021年11 月30日現在)


シャラプディン・マゴメドフ(27歳・Sharaputdin Magomedov・ロシア)
身長188cm、階級:ミドル
戦績:7(6KO)無敗(TAPOLOGY参照)

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