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【ホーストカップ】中嶋平八がTKO勝ち、復帰後3連勝で王座に就く

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2018/10/29(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

打ち合いの中で中嶋(右)の右ストレートがさく裂した

アーネストホーストジムJAPAN
「HOOST CUP KINGS OSAKA 3」
2018年10月28日(日)エディオンアリーナ大阪第2競技場

▼第10試合 ダブルメインイベント第2試合 HOOST CUP日本ライト級(60Kg)タイトルマッチ 3分3R延長2R
●辻出優翔(25=京賀塾/王者)
TKO 3R 46秒 ※右ストレート
〇中嶋平八(32=NJKF誠至会/元ISKA世界ムエタイ・スーパーフェザー級王者/挑戦者)
※中嶋が新王座に就く。

 辻出は2015年11月から大月晴明をKO、シュートボクシング日本スーパーフェザー級1位・池上孝二に勝利するなど7連勝していたが、今年の2月大会でRISE三階級制覇王者・裕樹に延長戦の末、敗北した。今回は2016年に獲得した王座の初防衛戦での再起戦となった。

 対する中嶋は、ボクシングテクニックとヒジ打ちを武器に、NJKFフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座、ISKA世界ムエタイ・スーパーフェザー級王座と次々にタイトルを獲得していった強豪。2015年11月に引退するも、昨年7月に「K-1のチャンピオンを目指す」ため復帰。2連勝している。

 1Rからプレッシャーをかける中嶋、辻出もいつものように左ミドル、左ヒザを合わせたいが、中嶋がフェイントとカウンターで追撃を許さない。両者、探るような攻防が続くが中嶋のクリーンヒットが目立つ。

 2R、さらに増す中嶋のプレッシャーに辻出が下がる場面が増える。ロングレンジから当てたい辻出だが、打ち合いの場面になると中嶋の攻撃が上回る。大月戦のような思い切りの良さが見られず明らかにやりくそうな印象の辻出。

 3Rに入り、辻出の左ストレートがクリーンヒットするが、打ち合いの中で中嶋の右ストレートが横からアゴを打ち抜き辻出がダウン。立ち上がろうとするが深刻なダメージによりレフェリーがストップし、中嶋がTKO勝利。新王者となった。


パワフルな蹴りで小川(右)が山口(左)を返り討ち

▼第10試合 ダブルメインイベント第1試合 63kg契約 3分3R延長1R
〇小川 翔(25=OISHI-GYM/HOOST CUP日本スーパーライト級王者)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-28
●山口侑馬(23=山口道場/元JAPAN KICK INNOVATIONライト級王者)

 小川はREBELS-MUAYTHAIライト級王座、蹴拳ムエタイ・スーパーライト級王座、WBCムエタイ日本ライト級王座に続き、5月大会で王者の麻原将平を倒してHOOST CUP王座を手にし、四冠王となった。その後、8月の『RIZIN』に出場し、シュートボクシングのエース・海人と接戦を演じたが、判定で惜しくも敗れた。

 対する山口は9月の『KNOCK OUT』大阪大会でJ-NETWORK王者の杉本卓也にKO勝利。

 今回は6年ぶりの再戦で、前回は小川が勝利している。リベンジに燃える山口が1R序盤から回転の速いパンチを浴びせ、小川はガードして強い蹴りをリターン。一進一退の攻防が続く。

 2R、小川のガードの隙間を縫うように山口の強打が入り、小川の顔が紅潮するが、打たれ強い小川は冷静にテンカオ、ローを叩き込み、打ち合いの中で小川の蹴りに山口の体が流れ出す。山口も負けずに回転の速いパンチで反撃する。

 3R、小川のハイキックがヒットし、山口の動きが鈍ると小川は見逃さずロー、ボディーで追い詰める。ラスト30秒で山口もパンチで反撃するがタイムアップ、判定は小川に。5年ぶりの再戦も振り切った形となったが、山口の成長ぶりも見えた一戦だった。

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