2024/05/09（木）UP
（最終更新：2024/05/09 19:21）

6月のKNOCK OUTはビッグイベントとなるため、豪華メンバーが参加

　6月23日（日）に国立代々木競技場第二体育館で開催される『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT“BLAZE”』の対戦カード発表記者が9日に行われた。すでに発表済みの[KNOCK OUT特別ルール-73.0kg契約/3分3R・延長1R]の鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）vs.五味隆典（東林間ラスカルジム）のルール詳細の他に、5試合の追加カードが決まった。本日発表された各対戦カードとコメントは以下の通り。

　[スーパーファイト/KNOCK OUT OFG-RED-58.50kg契約/3分3R・延長1R]
小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺）vs.デーングリアングライ・シンマーウィン（タイ/シンマーウィンジム）

小笠原瑛作がムエタイの面白さを見せる

小笠原瑛作
「（意気込み）自分のホームリング。日本で試合をすることは久々で嬉しく思っています。僕は、ONEのムエタイでベルトをとることが目標です。ムエタイのトップを目指したい。ルンピニー、ラジャのベルトを持っている最強が集まっているのがONE。そこを獲りにいきたいです。今、ONEは武尊選手や野杁正明選手が（キックボクシングで）本戦契約していますが、ムエタイで日本人として本戦契約をとりに行きたいと思っています。

（相手の印象）僕が過去に戦ったことがあるワンチャローン・PKセンチャイジム選手に勝っている選手で（小笠原は5RTKO勝ち）、根性とパワーがあると思います。自分も成長していると思っているので、実力を見せたいですね。

（ONEで得たものは）グローブの違いを感じています。強いムエタイ選手がいると思うんですけど、グローブの違いで変わってくるなと。KNOCK OUTでもグローブ1個で調整が変わってくると思うんで、そこを出せればいいなと思います。（KO決着？）ここはKNOCK OUTなので、もちろんKOで。

（追い込まれた時の）追い込まれません。KNOCK OUTで負けて、ONEで負けて、自分のことを信じられない部分あったんですけど、日本人でONEのムエタイのベルトを獲れるのは自分しかいないので、信じてついてきてもらいたいです。

（ビッグイベントでアピールしたい点）世界の頂点のONEの道筋を作る姿を見てもらいたいです」

　[スーパーファイト/KNOCK OUT RED-61.00kg契約/3分3R・延長1R]
重森陽太（クロスポイント吉祥寺）vs.レンタ・ウォーワンチャイ（ウォーワンチャイプロモーション）

重森（左）はレンタ（右）と対戦する

重森陽太
「（意気込み）山口代表から対抗戦というよりは好カードを組んだと言ってくださいましたが、私はBOM、RWSの対抗戦だと思っています。誰がムエタイを引っ張っていくのか、ここで勝った選手がライト級で一番強いといっても過言ではないと思っていますし、ムエタイを引っ張っていく存在になる。

（相手の印象）アグレッシブで、パンチを打っていく試合を何試合も見ています。そこは警戒しないといけないですね。

（対日本人は強い？）久しぶりですね。じつはレンタ選手を評価していて、ライト級でムエタイならば一番かなと。この対抗戦で、一番を決める試合になってくるのかなと。誰がライト級でムエタイができるのか、見せたいと思います。

（会見の互いのスーツ姿について）今日はスーツで決めてこようかなと。でもレンタ選手のスーツを見て負けたと思いましたね。目立ってやろうと思ったのに負けましたね、こう来たかと。

（ビッグイベントでアピールしたい点）いろいろなルールがありますが、純ムエタイ、ここ数年で一番面白いムエタイをします」

レンタ・ウォーワンチャイ
「（意気込み）KNOCK OUT初参戦させていただき、ありがとうございます。KNOCK OUT王者の重森選手とやれるので燃えていますし、試合が楽しみです。僕と重森選手しかできないヒジ有りの魅力がつまった最高の試合をしたいと思います。

（相手の印象）どこが強いとかではなくて、なんでもできる、どの技も高いレベルでできるし経験も豊富な選手。全体的に気をつけたい。その中でも技のレベル、勢い、自分もBOMのチャンピオンなので気持ちの面でも自信があります。

（負けたくないこと）お互いにムエタイでやってきて、負けたくないことがあると思います。蹴り合い、ヒジ打ち、そういうところは負けたくない。自分はムエタイで、ずっとやってきているので負けたくないです。

（重森に勝つ意味）BOM王者vs.KNOCK OUT王者という意味で、僕は昔から重森選手のことを知っていて、一番強い選手だなと思っていますので、勝てば一番だと証明できる。日本人最強ではなく、世界最強を目指しているので、落とせない一戦だと思っています。

（重森よりも優っている点）どの部分でも負けているのはないですけど、気持ちは絶対に負けていません。昔は気持ちだけでしたが、今はBOM王者になったことで自信もあるので爆発力は負けていないと思っています。

（会見の互いのスーツ姿について）自分は真っ赤で派手で。これは、成人式の時に買ってもらいました。でも、重森選手もカッコいいなと（笑）。

（ビッグイベントでアピールしたい点）初参戦なので、普段見てくれている人以外の人に見てもらう機会。重森選手としか見せられない試合が見せられると思います。勝って存在を知ってもらいたいです」

　[KNOCK OUT -UNLIMITED-58.50kg契約/3分3R・延長1R]
栗秋祥梧（クロスポイント吉祥寺）vs.中村優作（TEAM FAUST）
※UNLIMITEDルール：立ち技の打撃だけではなく、倒れた相手への攻撃が認められるなど、全局面での打撃が有効

栗秋（左）が中村優作（右）と寝技打撃ルールで対戦

栗秋祥梧
「（意気込み）刺激のあるカードなんで、足を止めての殴り合いが楽しみです。（今回のルールについて）いつもと変わらない。いつも通りに行きます。（練習内容は）さっきも言いましたけど、練習していないのでする必要はないです。

（戦いにテイクダウンがあるとスタミナ消耗するが？）そうならないようにします。（組み技の経験は）全然ないです。最近は、首相撲もしていないので。6月は、お祭り。リングの中央で殴り合ってくれるのかなと。（鈴木千裕に寝技を学ぶことは？）ジムに行かないのでないですね。見て学びます。（シュートボクシングでの経験は役に立つ？）投げないですね。聞く限りでは、そんなに甘くないです」

中村優作
「（意気込み）ルールを聞いたんですけど、大丈夫ですか？栗秋選手が足を止めて打ち合おうと言っていましたが、僕はそんな気はさらさらないです。一生テイクダウンに行こうかなと思う。（ルールについて）僕も初めてなんで。どういう練習というか、そのままの練習でやろうかなと。総合の試合かなと。

（胴回し回転蹴りを狙われたら）胴回し、（那須川）天心にやられて鼻が曲がったままなんでやめてくれるかな。それだけは勘弁してくれ。

（KNOCK OUTを選んだ理由）キックの団体に出ることはないですけど、実は21歳の時に、KAMINARIMONの大会に1回だけ出たんです。相手が組んできたから投げたら、反則負けになったんです。キックルールだけならばやりたくなかったんですけど、ルールを聞いて面白いなと」

　[KNOCK OUT BLACKウェルター級/3分3R・延長1R]
渡部太基（TEAM TEPPEN）vs.小川悠太（誠真会館所沢道場）

渡部（左）は小川悠太（右）を迎え撃つ

渡部太基
「（意気込み）他団体の現役チャンピオンと戦えることが楽しみです。（相手の印象）一発はあるのかなと。戦績だけみてKO率が高いので、気にしていないです。（打ち合いに勝てると言われたことは）まあ、やってみろよと思います。（体調面は）2カ月おきに試合をして調子がいいです。まず太らない、減量が楽。次はもっといい試合を見せられれば。（迎え撃つ立場としては）KNOCK OUTは甘くないよと、しっかりぶち込んでやります」

小川悠太
「（意気込み）大きい大会に呼んでいただき光栄です。（相手の印象）まだ動画はそんなに見ていないです。アグレッシブな選手と聞いていますので、でも打ち合ったら勝てるのかなと。（王者としての参戦の意識は？）正直、考えてなくていつも通りの試合をして帰りたい。（見せたいものは？）盛り上がるKOを見せられば。（初参戦でアピールしたい点は）派手な試合する自信があるので、名前くらい覚えてくれれば」

　[KNOCK OUT BLACK女子-53.00kg契約/3分3R・延長1R]
ルシア・アプデルガリム（アルゼンチン）vs.NA☆NA（エスジム）

NA☆NAはぱんちゃん璃奈から勝利したルシアと激突

NA☆NA
「（意気込み）ガンガン打ち合って男子に負けない試合をしたいと思います。（相手の印象）バランスがいい選手。パンチ力は怖くない。いつも通りの練習して臨みたい。（ぱんちゃん戦を見て）ぱんちゃん選手は階級が下なので、客観的に見ていい試合だったなと思って、楽しませてもらいました。（連続参戦について）連続参戦でも、やることは決まっているので。

（フィジカル差については）前回、鈴木万李弥選手と対戦した時は身体の強さの差を感じました。52kg選手だと殴ったら下がってくれなくて、スタミナを削られた。次は52kgとかフライ級の選手なので負けることはない。準備期間で、もっとフィジカルを鍛えたい。（ぱんちゃんに勝った相手）おいしいですね。しっかり勝ちます。（ぱんちゃんがルシアと対戦したいとアピールしたこと、自分との対戦も含めて）体重が合えば、全然、逆にありがたい。強いし華もあるので。でも身体の線が違うので、まだ対戦は先かなと思います。（ぱんちゃんとルシアの試合を阻止したい？）そこは、とくに考えていません」

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