2024/01/19（金）UP
（最終更新：2024/01/19 18:18）

K-1プロデューサー・カルロス菊田氏

　3月20日（水）東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD MAX 2024』の概要発表記者会見が1月19日（金）都内にて行われ、K-1プロデューサー・カルロス菊田氏がONE Championship代表チャトリ氏に対して「失礼極まりない、あきれ果てている」などと語った。一方で、今大会で実施する-70kg世界トーナメントにONEの選手が参戦する可能性は「まだ分からない」とした。

【動画】-70kgT出場の和島大海、前戦まさかのKO負け！中国オウヤンが新王者

　チャトリ氏から1月28日（日）に東京・有明アリーナで開催される『ONE165 Superlek vs. Takeru』に「K-1所属の選手2名を出して欲しい」との依頼を受け、K-1側として選手のスタンバイをしていたが、その後連絡が途絶えていた。

　改めて、カルロス菊田氏はONEとの連絡に関して「いまだに返事がない状況です。真っ当なビジネスが出来る人たちじゃないと、僕は思っています。日本のマーケットを舐めているのか、日本人を舐め切っているのか。向こうから協力を求めてきて、こちらが連絡したらなしのつぶて。失礼極まりない対応だと思っている。ローカルビジネスの基本は各地域や文化に寄り添って、丁寧にローカライズをすること。それが出来ない方々は撤退していただくしかないのかな。世界の投資ファンドから投資してもらっているONEが不思議です。これは愚痴、怒りではなく、ただただあきれ果てているという意見です」とコメント。

Krushプロデューサー・宮田充氏

　ただ、今大会で開催予定の［K-1 WORLD MAX -70kg世界最強決定トーナメント］にONEの強豪が参戦する可能性が消滅したのかと問われると「まだ分からない」と元K-1王者マラット・グレゴリアン含む選手の参戦の可能性も残されているとした。

　その後にKrushプロデューサー・宮田充氏は「興行のやり方、マッチメイクのやり方とかチャトリさんにはちゃんと誰かが教えてあげた方がいいんじゃないかな。はっきり言うと裸の王様というか、それを言ってあげる人が周りにいないのかな。結局はスタンバイしている選手に謝らないといけなかったり、余計な仕事が増えて、いい迷惑でした」などと話していた。

　全面開国を宣言しているK-1だが、ONEとの交流のハードルには高い壁がある。今後の動向を見守りたい。

▶︎次ページは【動画】-70kgT出場の和島大海、前戦まさかのKO負け！中国オウヤンが新王者