【ONE】武尊と戦う王者スーパーレック、ルンピニー2階級制覇の鋭いヒザ蹴り公開！魔裟斗は「パンチvsヒザ」の戦いになると予想

2024/01/12（金）UP
（最終更新：2024/01/12 12:49）

　1月28日（日）東京・有明アリーナで開催される格闘技イベント『ONE 165』の記者会見が昨日11日、都内にて行われた。
　ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ（3分5R）で対戦する、王者スーパーレック・キアトモー9（タイ）と武尊（日本）が会見とミット打ちを公開。スーパーレックはムエタイの殿堂ルンピニー2階級王者なだけに、ミット打ちではヒザ蹴りを鋭く突き刺した。トークショーには魔裟斗が登場し、この一戦について、「パンチvsヒザ」の激しい戦いになると予想した。

【フォト】公開ミット打ち！スーパーレックの鋭いヒザ、武尊の鋭いパンチも

　フリップに「パンチvsヒザ」と書いた魔裟斗。「僕のポイントはパンチとヒザなんですけど、武尊のパンチが当たる近い距離に持っていった時は、スーパーレックのヒザ蹴りも来るだろうし。2人とも我慢の戦いになっていくと思う」とコメント。

　続けて「スーパーレックの練習を見たんですよ。その時に右ストレートがシャープで強いですね、これは危険なパンチだと思いました。パンチはそんなに上手じゃないと思っていたんですが、以外と侮れない。右ストレートはノーモーションっで真っ直ぐ入るので危険です」と右ストレートも危険視。「ただ、武尊も仕上がりがいいですよ。体重のハイドレーションテスト（尿比重値検査）も実験して準備できているので。本当に面白い試合になると思います」とこの試合に魔裟斗も期待を膨らませる。

　スーパーレックの強みに関しては「何でも出来ますよね。パンチが上手い、距離感もいい、蹴りもヒザも蹴れる、技の引き出しが多いから武尊が嫌なことをやってくると思う。5Rの中で武尊がどの攻撃を嫌かと考えながら試合出来るのが強みです」と引き出しの多さをあげた。

　どんな試合展開になりそうか聞かれ「最初は距離の取り合い。スーパーレックはミドルキックで（武尊を）入れないようにすると思うけど、武尊のプレスは世界一。あのプレスで詰めて行ってから、必ず自分の距離にする時が来るし、武尊はそのワンチャンスをモノに出来るかどうか。ただ、近い距離はスーパーレックもヒザという武器があるからどうなるか…」と話す。

　両者の理想のフィニッシュについては「スーパーレックは自分の距離を保って前蹴りで突き放して、それでも入って来たらヒザ蹴りのカウンターで削っていきたい。最後は右ハイキックか右ストレートが最高の形かと思います。武尊はその前蹴りを掻い潜りながら我慢して、ボディやローキックで削っていって後半に得意の右ストレート、パンチの連打でスーパーレックを沈めるのが最高のパターン」と答えた。

　最終的に魔裟斗は「6:4で武尊かな」と武尊の勝利を予想。果たして武尊は、ONE初参戦で王座を獲得することが出来るのか、魔裟斗が語ったパンチとヒザにも注目したい。

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