新王者の“ボディペイント美女”ボクサー、批判集まる“勝者の読み間違え”に心境を告白「胸がザワついて…祝福はされない」再戦にも言及
5月12日に豪州パース・RACアリーナで開催されたWBA女子世界バンタム級タイトルマッチで、リングアナウンサーが判定コールで”勝者を読み間違える”前代未聞のハプニングが発生し、その映像が世界中で拡散し話題を集めたが、負けから一転王者となった“ボディペイント美女”で話題のチェルネカ・ジョンソン(豪州)が「何度見返してもクレージーすぎる」など、その瞬間の心境を告白した。
【フォト&動画】この勝者読み違えの瞬間!、話題のボディペイント計量、Tバックビキニ姿も
注目の世界タイトル戦は、お互い一歩も譲らずの接戦だった。手数で勝負する王者ヒューズに対し、鋭いジャブと強打を狙うジョンソンの真っ向勝負。前半はヒューズが優勢で後半でジョンソンが盛り返した内容だった。
お互いダウンもなく結果が判定に委ねられた中、リングアナウンサーは、判定2-0(96-94、98-92、95-95)で勝者にヒューズの名前を呼んだ。拳を突き上げながら2度目の防衛に喜ぶヒューズ。しかし、その直後すぐに仕切り直しの判定コール。今度は勝者にジョンソンの名前を呼んだのだ。
この前代未聞のアナ「勝者読み間違え事件」について、勝者となったジョンソンは14日配信の米MMA記者アリエル・エルワニ氏のYouTube番組「THE MMA HOUR」で試合後初めて公のメディアでその心境を告白した。
「人生で初めての感覚に襲われた。何度見返してもあの瞬間はクレイジー過ぎる。胸がザワついて、(最終的に勝利者コールがあったが)地に落ちた瞬間から天に上ったとしても、どうやって祝福できるの?」と、あの瞬間はかなり動揺したことを明かした。
実際、ジョンソンは勝利マイクを向けられた際、オロオロとした仕草で「私はジャッジではないけど…」と口籠もりながら、「判定コールが間違ったことが分かって嬉しい」と、騒然とする会場のファンに向けて、申し訳ない表情で語ってた。
そして、実はレフェリーはリングアナの判定コールより先に、ジョンソンが勝者である判定結果を知っていて、ジョンソンの手をあげる準備をしていたが、判定結果が逆になり、動揺。すると、ヒューズが自ら自分で手をあげたと、レフェリーから試合後に聞かされたと明かした。
また、ジャッジペーパーもその後に公開され、一部ファンから噂された判定の改ざんはなく、あくまでリングアナウンサーの誤りであったことが明らかになっている。
ただ、今回の騒動とは別に敗れたヒューズは自分が負けたとは思っていなく、自身のSNSでもダイレクトリマッチを要求している。
これに対し、ジョンソンは「この点について、まだチームと話し合っていない。でも、一方的な試合内容で私が勝ったのは確かだし、私自身、あれはベストパフォーマンスではなかった。だからもし再戦が実現するのであれば、今度は判定には行かない」と、再戦の場合はKOで仕留めることを誓った。
果たして両者の再戦は実現するのか、今後の動向を注視したい。
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