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【パンクラス】“筋肉モンスター”アキラが久米鷹介を下しライト級統一王者に!中島太一は田嶋椋に完封勝ち

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2023/04/30(日)UP

中島(左)は田嶋(右)に何もさせなかった

▼コーメイン(第13試合) バンタム級 王座統一戦 5分5R
〇中島太一(ロータス世田谷/第4代王者)
判定3-0 ※三者共に50-45
●田嶋 椋(OOTA DOJO/暫定王者)
※中島がバンタム級統一王者に

 バンタム級王座統一戦にて、正規王者の中島太一と暫定王者の田嶋椋が対戦。

田嶋はパンチを放っていったが距離が遠く単発だった

 中島は打倒極のバランスが良いオールラウンダー。20年9月には現在RIZINに参戦している堀江圭功に判定勝利、21年5月のフェザー級タイトル戦で当時王者だったISAOに挑み判定負け。21年12月のパンクラス暫定王者決定戦で井村塁にTKO勝利。昨年12月の『PANCRASE 330』でTSUNEを挑戦者に迎え初防衛戦を行う予定だったが、負傷欠場した。

 対する田嶋はそのTSUNEと暫定王座戦で対戦しTKO勝利。プロわずか7戦(6勝1敗)で一気にパンクラスのベルトを手にした。

中島のローキックが効果的だった

 1R、中島はプレスをかけて相手の出方をうかがう。田嶋は軽く蹴りを出すも、すぐに離れる。中島は4回ほどカーフキックをヒットさせて、ラウンドを終える。

 2R、このラウンドも1Rと同じ展開。中島がプレッシャーをかけて、田嶋が動き回ってケリを出して離れる。中島は前蹴り、掛け蹴りなどで攻めるもヒットせず。中島は右を放つ場面が。

 3R、中島は同じようにプレスをかける。田嶋は動きながらロ―キック、さらにタックルを仕掛けるも中島はこれに対応。中島はローキック。田嶋は左から右を放つも中島がガード。大きな動きはない。

中島は今日が結婚記念日ということで、家族をリングに上げて祝福した

 4R、中島は同じくプレス。田嶋は動いてタックルを仕掛けるも、中島が反応。さらに中島は右を放って追い込むも、田嶋は逃げる。中島が左、右とパンチを放つ場面もあったが、ここも大きな展開はない。

 5R、中島は変えずにプレスをかけながらの右を放つ。田嶋はタックルを仕掛けるも潰される。最後まで、打ち合いにならず。残り数秒で中島がパンチ連打で追い込む見せ場を作ったものの、そのまま判定で中島が圧勝した。

 統一王者となった中島は「KOするつもりでしたが、田嶋選手強くて、5Rにいってしまいました。今日は、結婚記念日なので勝ってよかったです」と挨拶した。


ソルト(右)がKARENから勝利

▼第12試合 クイーン オブ パンクラス チャンピオンシップ ストロー級 5分5R
●KAREN(PRAVAJRA/プラヴァージュラ/第4代QUEEN OF PANCRASIST)
判定0-3 ※三者共に46-49
〇ソルト(マルスジム)
※ソルトがストロー級王者に

 KARENは昨年3月のストロー級タイトル戦で藤野恵実からTKO勝利し、18歳でパンクラス歴代最年少新王者に輝いた。続く9月には、宝珠山桃花に判定3-0で圧勝。しかし12月、ソルトに敗戦し初黒星となった。

 対するソルトは昨年修斗でプロデビューした新鋭。身長は167cmとKARENより10cm高く、その長身から繰り出される打撃を武器に持つ。パンクラス初参戦にしてKARENに打撃、組み、寝技と全てで優位に進め、無敗の王者を下す大番狂わせを起こし今回のタイトルマッチへと道をつないだ。

KARENはパンチを打っていく

 両者は昨年12月の『PANCRASE 330』で対戦しており、ソルトが判定勝利を収めている。

 1R、KARENはフェイントをかけながら前へ出る。ソルトは右の蹴りや、右のパンチで攻撃。KARENはかわし、組み付いてケージへ。差し合い、身体の入れ替えの争いに。この展開が繰り返された。

 2R、KARENは再びフェイントをかけながら前へ。ソルトは打撃を出すも、KARENの突進を受け止めてケージを背に。離れたソルトは、右を放ちながら押し込んでケージへ。ここを離れたKARENは、ソルトの蹴りをディフェンスしながらケージへ押し付けた。

ソルトは蹴りがよくヒットした

 3R、ソルトはフェイントを入れながらハイキック。KARENはディフェンスするも、下がってしまう。ここでソルトは組み付いて、ケージへ押し付ける。さらに寝技へ持ち込み、バックを奪う。KARENはディフェンスするも、やや劣勢に。

 4R、優位に立ったソルトは、蹴りで揺さぶりをかける。KARENは組み付くも投げを狙うが、ソルトがバックに奪う。ここは逃げたKAREN。だがソルトは蹴りから組み付いてケージへ押し付けた。

新王者となったソルト

 5R、ポイントでリードされているKARENは、突進して組みつく。ソルトは耐えて身体を入れ替え。離れた2人、KARENはシングルを仕掛けるもソルトに切られる。さらにバックに回るソルト。鉄槌を落して逃げ切った。ソルトがストロー級王者となった。

▶次ページは端 貴代vs.NØRI、井村 塁vs.石井逸人、亀井晨佑vs.パン・ジェヒョク

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