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WBCムエタイユース国際大会に21か国152名が参加、最優秀選手はタイの14歳、最優秀チームはイギリスに決定

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2022/08/22(月)UP

メダル授与式

 8月12日(金)~14日(日)カナダ・カルガリーにて、初の『WBC Muaythai World Youth Games (WBCムエタイ・ワールド・ユース・ゲームス)』が開催され、21か国、152名の選手たちが参加した。

【フォト】『WBC Muaythai World Youth Games (WBCムエタイ・ワールド・ユース・ゲームス)』の大会写真

 WBCムエタイユースは約2年前から組織が立ち上げられ、世界でのルールを統一し、活動している。今回、日本からも4名がエントリーしたが、全選手が出発前に新型コロナウイルスへ感染したため、参加を断念。フィリピン、チュニジアやネパールなど他の国からもエントリーがあったが、ビザが間に合わず、21か国の参加となった。

今回は21か国、152名の選手たちが参加した

 初日にはそれぞれの国旗の色で作られたナショナルチームジャージでの開会式が行われるなど、世界大会さながらの雰囲気となった。

 参加年齢は10歳~11歳、12歳~13歳、14歳~15歳、16歳~17歳の4年齢層だ。
 10歳~13歳まではパンチも含めた顔面への攻撃は禁止。14歳からはパンチでの顔面への攻撃はあり(顔面へのハイキックは禁止)。また全ての階級で肘での攻撃は禁止だが、首相撲、膝の攻撃は有り。ヘッドギアやボディープロテクターも着用義務があり、安全性を考慮したルールとなっている。

試合後お互い称えあう選手たち

 各国共ジュニアの技術のレベルも高く、首相撲からの膝の攻撃などしっかりムエタイの技術を披露。各年齢層及び体重による階級別にトーナメントが行われ、それぞれ金、銀、銅メダルが授与された。

 全選手からの最優秀選手には、全試合TKO勝ちで勝利した、タイのWeerapat Prasopnet(14歳/127ポンド以下)が選ばれた。選手及びコーチ、サポーターのスポーツマンシップも重要な要素となる最優秀チーム賞には、大会期間中に真のチームワークとスポーツマンシップを見せたイギリスチームが受賞した。

 各試合後、選手たちはリング上や、リングを降りた後もお互いを称えあい、他国の選手と友情が芽生えるなど、試合以外にも大変収穫のある大会に見受けられた。今後WBCムエタイユースでは、世界大会を2年に1回開催。次回は2024年3月16日からタイ・バンコクでの開催が決まっている。

 また、新たにWBCムエタイアマチュアの組織も設立され、2023年6月30日から7月2日まで、イタリアのベニスで初のWBCムエタイアマチュアの世界大会の開催が決定している。最終ルールなどは近日中に決定されるが、年齢枠は18歳~23歳、24歳~40歳となる。

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