2020/12/10（木）UP
（最終更新：2020/12/10 07:34）

威力抜群のハイキックを繰り出す内藤（C）ONE Championship

　12月11日（金）シンガポールで開催される『ONE: BIG BANG II』のメインには、元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者の内藤大樹（24＝BELLWOOD FIGHT TEAM）が出場する。

　内藤はONEムエタイフライ級ワンマッチで、元ONE同級世界王者のジョナサン・ハガティー（23＝イギリス）と対戦する。

　内藤は2015年に各団体の王者が集結した『BLADE FC JAPAN CUP 2015 -55kgトーナメント』の決勝戦で、那須川天心に敗北。リベンジを果たすべく2018年に再戦へ漕ぎ着けるも、1R KO負けを喫した。
　心機一転、昨年10月にTKO勝利でONEデビューを果たすと、3勝無敗。今回は念願のハガティー戦だ。

内藤はハガティ（左）のヒジ打ちを警戒（C）ONE Championship

　対するハガティーは英国の天才ストライカー。ONE2戦目の昨年5月のジャカルタ大会で、ルンピニースタジアム二階級王者でONEムエタイフライ級王者だったサムエー・ガイヤーンハーダオに、2度のダウンを奪い早くもONEムエタイ王者となった。
　しかし同8月にはロッタン・ジットムアンノンを迎えての防衛戦で判定で敗れ、王座陥落している。

　内藤は試合前インタビューに「ようやくきたか、じゃないですけれど、いよいよ現実に戦えるんだと思いました」と武者震い。ハガティーの印象を「何でもできて、技も綺麗だし、倒す力も持っている」と評価。とくに「ハガティーはヒジの使い方がうまい」とヒジを警戒する。

ハイキックを直撃、相手をケージに叩きつけ1RKO勝利する内藤＝昨年9月

　下馬評では元王者のハガティー有利の声も大きいが、内藤は「テクニックも、一発の強さも全然負けてないと思うので。自分の実力を今回、証明できればと思う」と大物食いを狙う。

　試合展開としては「（ハガティーを）倒すんじゃないかと思っている。KOでも、ワン・ダウンでも1回は倒すんじゃないかなと思う」と、ハガティーにヒザをつかせる自信がある。

　KO勝利するとしたら「パンチじゃないかと思うが、武器は何でもできるので、パンチでも蹴りでも、正直どんな技でも倒せる自信はある」と、全ての技を磨いてきたと語る。

　この強敵の先には、現王者のロッタンがいる。内藤は「この試合に勝てば誰にも文句を言われず、タイトルに挑戦できると思っている。今回は強敵のハガティーが相手だが、しっかり結果を出してタイトル戦に繋ぎたい」と頂点を狙うと意気込んだ。

松井珠理奈も注目していると言う一戦

　また、ONEの応援サポーターや特別ゲストとしても馴染みの松井珠理奈も、SNSで反応。松井は「内藤大樹選手とハガティー選手の試合決まったんですね。インスタを見て実現してほしいと密かに思ってたんです。イケメン対決ですね。同じ愛知県出身の内藤選手、応援しています」と、同郷の内藤を応援すると投稿。
　内藤も即座に「珠理奈さん、ありがとうございます」と反応し、モチベーションがますます上がっているようだ。

　内藤はこの強敵を打破し、那須川とも好勝負を展開したロッタンへ辿り着くことが出来るか。

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