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【ONE】内藤大樹がサバス・マイケルから2ダウン奪い完勝、タイトル挑戦を大きく引き寄せる

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2020/02/07(金)UP

内藤(右)がマイケルから2ダウンを奪取し完勝、タイトル挑戦を引き寄せる

ONE Championship
『ONE: WARRIOR’S CODE』
2020年2月7日(金)インドネシア・ジャカルタ イストラ・セナヤン
photos by ONE Championship

▼ONE SUPER SERIES MUAY THAIフライ級
●サバス・マイケル(キプロス)
判定0-3
○内藤大樹(日本/BELL WOOD FIGHT TEAM)

マイケルは終始プレッシャーをかけ、右ストレートで内藤を脅かした

 内藤は元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者。日本トップクラスの実力を引っ提げ昨年10月にONEに参戦するとアレクシ・セレピソスに3RTKO勝利、12月にはルイ・ボデーリョに判定勝利を収め2連勝を飾っている。今回の相手はシントンノーイを撃破、ルーシラーと互角の戦いを見せたザバス・マイケル。内藤自身も「ベルトを巻いていてもおかしくない」と評する強敵との一戦を迎える。

 1R、マイケルが長いリーチの左ジャブ、左ミドルを放ち、内藤は小さく左ローをカーフ気味に返す。マイケルが徐々にプレッシャーを強め、ワンツーを上下に打ち分け。内藤は前蹴りで距離を保とうとするもマイケルの圧力が強い。マイケルの右ミドルで内藤がバランスを崩し転倒するもスリップ扱い。マイケルのワンツー、近距離でのヒザを内藤がローを当てながらさばき続ける。

 2R、マイケルの右ストレートが内藤をとらえるようになる。プレッシャーをかけ続けるマイケルだが、内藤の右ストレートがカウンターとなりマイケルのアゴを直撃。サバスが尻もちをつきダウンが宣告される。立ったマイケルはワンツーで前に出るが、内藤のカーフキックを嫌がる様子も。ラウンド終盤までマイケルが前に出続けるが、内藤が押されている印象は薄くなる。

マイケルがプレッシャーをかけ続ける中、内藤は耐えながら左右ロー、ミドルで応戦

 3R、さらに圧力を強めるマイケルを呼び込んで左フックをヒットさせる内藤。マイケルのワンツーの右に合わせた右ストレートがまたもマイケルのアゴをとらえ2度目のダウンを奪う。大きくパンチを振り前に出るマイケルを、足を使いさばく内藤。マイケルがロープに詰め左フックをヒット、至近距離でヒジを振るうが、内藤はガードを固め決定打を許さない。必死の形相のマイケルがかける圧力を内藤が耐えきって終了のゴング。内藤が難敵から2ダウンを奪い、王座挑戦を一気に引き寄せる金星を上げた。

 内藤は試合後のマイクで「右のパンチはずっとチームのみんなと練習して自身を持って出せたので、チームでつかんだ勝利。目標はワールドチャンピオン、タイトルが欲しい」とコメントを残した。

※全試合結果はこちら

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