【ONE】22歳ハガティが”ムエタイレジェンド” サムエーからダウンを奪い新王者に「次はロッタンを」
ONE Championship
『ONE: FOR HONOR』
2019年5月3日(金・現地時間)インドネシア・ジャカルタ イストラ・スナヤン
▼ONEムエタイフライ級タイトルマッチ(61.2kg)
●サムエー・ガイヤーンハーダオ(35=タイ/王者)
判定0-3
○ジョナサン・ハガティ(22=英国)
王者サムエーの指名を受けハガティがタイトル戦に挑む。
サムエーは400戦以上しているベテランで“左ミドルの達人”とも言われ、ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級とスーパーフライ級の2階級、ムエタイ協会スーパーバンタム級とスーパーフライ級とフェザー級の3階級を制覇した実績を持つほか、昨年5月にONEで同階級世界タイトルマッチでKOで王座奪取している。
一方ハガティは英国の天才ストライカーと呼ばれ、2016年にISKAムエタイ世界スーパーフェザー級王者となり、今年1月のONEに初参戦。元WBCムエタイ世界スーパーバンタム級暫定王者のヨゼフ・ラシリにヒジ打ちでダウンを奪うなど圧倒し判定勝利。ONE2戦目にしてタイトル戦に挑む。
試合は1Rからハガティが右ミドル、パンチからハイキックなど圧力をかけ積極的に攻める。サムエーも得意の左ミドルを返す。終盤、ハガティがキレのあるパンチの連打を仕掛ける。手数ではハガティが上。
2R、サムエーが圧力をかけ前に出てパンチの連打からヒジに繋げヒット。左ストレートから左ミドルなど流れるように技を出す。ハガティの右の縦ヒジがヒット。顔を気にするサムエー、ハガティは右ストレートから左フックでサムエーをぐらつかせる。サムエーは鼻から出血しハガティはパンチをまとめる。サムエーも後退しながらもパンチとヒジで返しハガティも鼻から出血。
3R序盤、サムエーが左ミドルを多用し攻勢に出るが中盤にハガティの顔面への前蹴りがヒットし、バランスを崩すサムエー。続けてハガティの右ヒジがヒットし優勢になり、ハガティは右ストレートでついにサムエーからダウンを奪う。
4R、サムエーが左ハイキックと左ストレート、ヒジの連打、そして左のボディストレートでハガティにダメージを与える。ハガティもヒジで返すがサムエーが優勢。
5R、序盤にサムエーが左のボディストレートでハガティを効かせたかと思われたが、ハガティはすぐに飛びヒザ蹴りから右ストレートを当て、再びサムエーからダウンを奪う。再開後ハガティの打ち下ろしの左フックでぐらつくサムエー、鼻から出血の止まらないサムエーだが、反撃のローの連打でハガティの足がぐらつくとパンチ、ヒジで攻めお互い打ち合いに。最後はサムエーは倒しに行こうと詰めて行くも終了のゴング。2度のダウンを奪ったハガティが判定勝ち。ハガティが新王者となった。
ムエタイのレジェンドを破ったハガティは「次はロッタンとやりたい」と、那須川天心とも激戦を展開したロッタン・ジットムアンノン(タイ)を指名した。
【5.3 ONE ジャカルタ大会 その他試合結果一覧はこちら】
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