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【ボクシング】WBC3位の小浦翼がダウン奪い東洋V3「いつ世界やってもいいように準備するだけ」

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2018/09/30(日)UP

小浦(右)が上下打ち分け3度目の防衛に成功

 プロボクシング『東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ』が、29日(土)に東京・後楽園ホールにて行われた。

 13戦無敗(9KO)の王者・小浦翼(23=E&Jカシアス)と挑戦者で12戦無敗(4KO)の冨田大樹(20=堺東ミツキ/同級8位)が対戦し、小浦がダウンを含む判定で冨田を下し3度目の防衛に成功した。

 小浦が無敗対決を制した。1Rから小浦は軽快に動きながらボディストレートで攻める。2Rに動きのほぐれた冨田にストレートをもらう場面があったが、3R、5Rと小浦のボディ攻めに防戦一方となる冨田。6Rに冨田がのジャブ、右フックがヒットし反撃に出るも、ボディが効いているのか、それによりスタミナが奪われたか、冨田の動きが大振りになってくる。

右ストレートを叩き込む小浦

 9回には小浦のフックで冨田は顔が横に流れる。そしてボディの連打で冨田の動きを止めた。終盤、冨田は反撃に出るも単発のヒットで終わる。

 11R 、残り1分を切ったところで、冨田の右ストレートをスウェーでかわしながら小浦が右ストレートを打ち込む。これで冨田がダウン。試合は12ラウンド戦い抜き判定3-0(2人=119-108、1人=117-110)の大差で勝利。初黒星を喫した冨田はリング上で号泣した。

小浦は11回にダウンを奪う

 勝った小浦は「世界獲るまでは絶対負けないつもりなのでこれからも応援よろしくお願いします。もう(世界)狙っていいと思うんですけど、どうですか皆さん! いつ世界やってもいいように準備するだけなので見守っていてください。これからも絶対飛躍して行きます」とリング上でファンに向け挨拶。

 小浦は主要4団体とも世界ランク入りしており、WBCでは3位。いつ世界挑戦が来てもいい選手だ。小浦の世界戦決定に注目が集まる。

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