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【ラウェイ】渡慶次幸平とアウン因縁の再戦はまたも決着つかず痛み分け

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2018/09/13(木)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

左ミドルを何度もクリーンヒットさせた渡慶次(右)だったが、アウン(左)は強打を返して引き下がらなかった

ILFJ
「LETHWEI IN JAPAN 9 ~鼓動~ KODO」
2018年9月13日(木)東京・後楽園ホール

▼第6試合 73kg契約 3分5R
△渡慶次幸平(30=クロスポイント吉祥寺)
時間切れ引き分け
△ソー・ミン・アウン(29=ミャンマー)

 渡慶次はパンクラスを主戦場にしていた総合格闘家だが、昨年6月からはラウェイに参戦。今年の2月大会でラウェイ6度目の挑戦にして初勝利をつかみ、6月には「ラウェイ現役最強戦士」との呼び声高いソー・ゴー・ムドーをフックでKOする大金星をあげた。

 今回の対戦相手アウンとは、昨年12月のミャンマーにて開催された『Air KBZゴールデンベルトチャンピオンシップ』で対戦。渡慶次は1Rにアウンのヒザ蹴りで失神し、セコンドがラウェイ特有のタイム(2分のインターバルが与えられ、ダウン1回に相当)を取って試合再開。4Rには渡慶次のバックブローがアウンを失神させ、アウン側もタイム。その結果引き分け(判定がないためフルラウンド戦った場合はは全てドロー)となり、今回は因縁の再戦となった。

 1R、サウスポーの渡慶次は左ミドルと左ローを蹴り、アウンはシャープなワンツーを放ってくる。このワンツーを受けてバランスを崩す場面もあった渡慶次だが、終盤は蹴りながら前へ出て行く。

 2R、渡慶次は左右ローで前へ出て行く。アウンはパンチで対抗するが、渡慶次の圧力に下がる。渡慶次の左ミドルがヒットすると、アウンのガードが下がる。そこへ渡慶次のパンチがヒット。

 3Rも左ミドルを蹴っていく渡慶次にアウンが右フック。これで渡慶次の前進がやや鈍ったが、渡慶次は左右ローを蹴り、終盤には左ミドルを効かせて組み付き、頭突きを見舞う。

 4R、渡慶次はローとミドルに加えて右ハイも蹴り、右ローをアウンは嫌がる素振り。それでも強打を放ってくるが、渡慶次の右ローからの右ハイがヒット。両者ローを蹴り合い、渡慶次が左ローを連発。両者かなりの消耗が見られる。

 5R、渡慶次の左ストレート、右フックがクリーンヒットするがアウンも強気に打ち返してくる。右フックでグラつかされた渡慶次だったが、すぐに反撃に出てパンチを打ち返し、試合終了。因縁の再戦はまたも決着がつかず、ドローに終わった。


清水(右)の飛びヒザ蹴りを間一髪、ブロックするシャー(左)

▼第5試合 62kg契約 3分5R
△清水俊一(33=総合格闘技宇留野道場)
時間切れ引き分け
△タク・シャー(22=ミャンマー)

 清水は柔道をベースに、2005年5月に『ZST』でプロデビュー、2012年6月にはリトアニアの『BUSHIDO』でフェザー級王座に就き、2014年1月には一戦のみだが『UFC』出場も果たしている。その後は主にパンクラスで試合を行っていたが、今年2月にラウェイ初参戦。無敗の強豪トゥル・ルイン・モーを相手に5R戦いぬきドローと健闘した。

 今回用意された相手のシャーも、15戦9勝6分と無敗の戦士。

 1R、両者ともあまり手が出ず、消極的姿勢に注意が与えられる(注意3で失格負け)。シャーは清水の投げを警戒してか、ロープ際で戦い、清水が組み付くとロープを脇に挟んで投げを防ぐ。

 2R、タックルで組み付く清水が投げを見舞う。すると再びロープを背にするシャー。清水が前へ来ると左ストレート、左右ボディで応戦。パンチに下がった清水だが右飛びヒザ蹴りを放つと、シャーは“効いてないよ”とばかりに身体を揺らしておどける。

 3R、コーナーを背にするシャーに清水は攻めにくそう。パンチを目にもらった清水は、前へ出てくるシャーにタックルを連発してシャーを何度も転倒させてこのピンチをしのいだ。

 4R、モーがパンチを出して前進すると清水は片足タックルで何度も転倒させる。モーのパンチも空を切る場面が多い。清水がパンチの連打からヒザを突き上げると、シャーは「もっと来い」と手招きして挑発。

 5R、清水は蹴りを放ち、モーが前へ出てくると組み付く。モーのパンチと清水のヒザ蹴りが交錯するが、試合は最後までかみ合わないままフルラウンド終了。時間切れドローとなった。

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