2022/02/22（火）UP
（最終更新：2022/02/22 17:19）

クレベル・コイケ(C)RIZIN FF

　2月23日（祝・水）に開催されるケージ（金網）ファイト『RIZIN TRIGGER 2nd』（エコパアリーナ＝静岡アリーナ）のメインイベント、フェザー級（66kg）MMAマッチで対戦するクレベル・コイケ（32=ボンサイ柔術）と、佐々木憂流迦（32＝セラ・ロンゴ・ファイトチーム）が前日計量に臨んだ。

【動画】クレベルが朝倉未来を絞め落とした衝撃の瞬間！

　クレベルは65.75でパスし、マッスルポーズを作ると天へ投げキスする。対する佐々木は65.85kgでパス、右腕で力こぶを作り笑顔で吠えてみせた。
　フェイスオフでは互いに落ち着いた表情ながら、片時も視線を外さない。佐々木が握手を求めると、クレベルもこれに応じた。

計量パスしたクレベル・コイケ（左）と佐々木憂流迦(C)RIZIN FF

　マイクでクレベルは「私の静岡で試合に出れるのが嬉しいです。私と憂流迦で絶対いい試合です、ボペガー！」と極めセリフ”Vou　pegar（ポルトガル語／極めるぞ！）”を大きく叫ぶ。自身に気合を入れたか、一本勝利宣言か。

　一方の佐々木はマイクで「僕がしっかり勝ってぶち上げようと思うので、明日はお楽しみにしてください」と勝利宣言してみせた。

　クレベルは元KSWフェザー級王者の看板を引っさげ、20年大晦日にRIZINデビュー。カイル・アグォン、摩嶋一整ら実力者を一本勝ちで撃破し、一気にフェザー級トップ戦線に浮上した。昨年6月に朝倉未来を三角絞めで一本勝ちし、さらに注目を集めたが、RIZINとのコミュニケーション問題もあり、年内のRIZIN登場はなかった。

　前日のインタビューでクレベルは「一本勝ちは間違いない」と断言。28勝のうち24の一本勝利を持つクレベル。RIZINでも3戦無敗、全て1Rか2Rで三角絞め、またはダースチョークと絞め技で一本勝ちと、得意の柔術に絶対の自信を持つ。

朝倉未来を絞め落とすクレベル

　対する佐々木は元UFCファイターで、18年大晦日でRIZIN初参戦するとマネル・ケイプに判定勝利する。その後もバンタム級で戦ったが、昨年9月にフェザー級に階級アップ。同じくUFCファイターの堀江圭功と初戦を迎えるも、判定負けを喫した。
　佐々木も『寝技天狗』の異名を持ち、UFCで勝利した3試合は全てリアネイキドチョークと絞め技を得意とする。

　前日のインタビューでは「気合が入りまくって抑えるのが大変」とワクワクしながらも「この試合に賭けている。この試合のことしか考えてない。これを勝ち取るように徹底していく」と今回の勝利へのこだわりを見せていた。

　両者は2011年に開催された『DEEP X』トーナメントのライト級準決勝で対戦しており、この時は佐々木がクレベルを下しているが、10年後の現在はどうか。今年のRIZINフェザー級トップ戦線を占う注目の一戦といえる、どの様な結果を迎えるのか。

▶︎次ページは【動画】クレベルが朝倉未来を絞め落とした衝撃の瞬間！