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矢地祐介、山本“KID”徳郁に長文の追悼メッセージ

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2018/09/23(日)UP

自身のブログに師匠KIDへの想いを綴った矢地

 9月18日(火)に41歳で死去した山本”KID”徳郁に、同門の弟子にあたる矢地祐介(28=KRAZY BEE)がブログで長文の追悼メッセージを掲載した。

「ノリさんへ」と題した投稿は、矢地が15歳でKRAZY BEEに入門してKIDと出会った時の話から始まる。「入会してジムに通うようになって3日目くらいの時かな? 初めてKIDさんに会いました。入会してからK-1での村浜戦とかを改めてちゃんと観てKIDさんの凄さと迫力を知ってしまったので、とっても緊張したし興奮したのを覚えています。でもテレビの印象とは全く違って、当時クソガキだった俺にもとーっても気さくに話しかけてくれました」

 プロ選手になってからは一緒に練習したり、一緒に遊びに行ったりし、「俺もこんなかっこいい漢になりたいって強く思いました」というが、キャリアを重ねていくうちにKIDとは距離を置くようになったという。

「親離れならぬKIDさん離れ的な? そーゆー思いになってからはなんかうまく伝えづらいんだけど、ベタベタしなくなったっていうのかな。あくまで俺の気持ちの中でしかないんだけど、なんつーか斜に構えて接しちゃうってゆーか。大好きだし、とても尊敬してるんだけど、それを伝えるのは恥ずかしいし、しない! みたいな。俺ももう一人前のファイターなんだってゆー強がりみたいな感じかな。とにかくKIDさんの前では素直になれない俺がいました」

 そして「俺はクソ程ヘソ曲がりだし、ここ3~4年はさっきも書いたけど、俺の中で色んな思い、考えがあってKIDさんと素直に接してこれませんでした。大好きなのに。今ではもう会うこともできないし、直接感謝を伝える事もできません。本当にへそ曲がりで強がりの自分を憎みます。なんで素直になれなかったんだよって」と、距離を置いてしまったことを悔やむ。

 最後に矢地はKIDへの愛と感謝を何度も述べ、「これからは俺が”KRAZY BEE”を引っ張っていくんだ! 今までKIDさんから受けた、たっくさんのやさしさをKIDさんに、ジムに、そして後輩達に、俺なりに、俺のやり方で返していこう! そう思い、カタチになってきた矢先でした。本当に本当に、ありがとうございましたっ! あとは俺に任せてください」と、KIDの遺志を継いでKRAZY BEEを引っ張っていくと亡きKIDに誓った。

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