王者モロニー、武居由樹に「間違った決断だったと教える」仲間タリモのリベンジも宣言
5月6日(月・祝)東京ドームで行われるプロボクシング[WBO世界バンタム級タイトルマッチ]では、王者ジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)が挑戦者・武居由樹(27=大橋/同級5位)の挑戦を受ける。
武居はプロボクシング8戦全勝し今回の世界戦へ。モロニーは5日公開されたインタビューで、武居の挑戦について「彼らは間違った決断をし、行き過ぎたこと」と時期尚早とした。
【フォト・動画】武居の”彫刻”バキバキボディ!モロニーがシャープすぎるパンチでKO!
モロニーは5日に公開された『ボクシング・シーン』のインタビューで、武居の元K-1王者としての経歴について「これを考慮にいれ、関連づけて考えなければいけない。彼はキックボクシングの世界チャンピオンで、間違いなく世界の舞台で、大観衆の前で戦ってきた」と、武居のK-1時代の経験を評価する。
続けて「彼はプロボクサーとしての経験は少ないし、その弱みが試合当日に出てくることを期待したい。しかし、ボクシングでは水増しされた戦績を持つ選手と戦い、楽な試合をしたがる選手も多くいる。だから、ハードな試合をこなしてきた選手には敬意を表するしかない」とK-1で強敵と戦ってきた武居をリスペクトする。
そして「彼と彼のチームは、9戦目で世界チャンピオンになることを望んでいる。でも、彼らが間違った決断をし、行き過ぎたことしていると認識させるのか私の仕事だ。願わくば彼が挫折し、私が仕事を成し遂げるように」と叩き潰す決意だ。
また、モロニーのチームメイトであるブルーノ・タリモは22年10月、武居にKO負けしている。
3日のリング誌インタビューでモロニーは「残念ながらブルーノは、武居との戦であまり成功しなかった。チームメイトとして必ずリベンジしたい」と熱く語る。
タリモ戦でもモロニーは来日していたと言い、間近で見た武居のファイト、さらにタリモからの情報もあり、有益な今回の戦略に繋がったのではないか。
モロニーの双子の弟、元WBA世界スーパーフライ級王者のアンドリュー・モロニーは1週間後の12日、オーストラリアで行われる[ロマチェンコvsカンボソス]のアンダーカードで、WBCスーパーフライ級暫定王座戦を行う。モロニーは、母国で兄弟王者のダブルヘッダー大会を行うことが目標だ。
モロニーは勝利を繋ぐことが出来るか、武居がアップセットを起こし戴冠するのか。
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